michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

歌で応える 〔短歌〕

2009-03-30 13:52:52 | Weblog

おととい、やっと咲き始めた桜。

でも、ずっと寒くて、

今日になっても、まだ咲いたのは、片手で数えられるほど。。

 その咲いた花に、待ってましたとばかりに、蜂が来て、

美味しそうに蜜を吸っていました。

 

ちなみに、「桜」って、手話の中で、私は一番好き☆

 両手の付け根を合わせておいて、

ずらしながらパッと開いて…、

言葉では表しにくいんですが。。

    *****************

今朝の‘朝日歌壇’。 びっくりしました。

 

   囚人の己が

     <(ホームレス)公田>想いつつ

              食むHOTMEALを

                          (アメリカ)郷 隼人  

 

HOTMEALには、(注)「温食」とあったそうです。

先生方の評では、

「獄中の身ながら、三食…」「申し訳なさを…」「自らを責める歌」とありました。

遠くアメリカの地にあって、公田さんのことを想い、自らを省みて、歌で応えておられるんですね――。

 

その、公田さんの歌。

 

   温かき 缶コーヒーを抱きて寝て

       覚めれば冷えし コーヒー啜る

                 (ホームレス)公田耕一

 

胸にズンときます――。

 

     *****    *****

ふと想い出した自分の体験。どうってことないものですが――。

 

冬のバイクは、とても寒い。

原チャリだから、そんなにスピードは出さないけれど、

風を受けて、まるで冷凍庫に入っているくらい寒い。

頭痛がしてきて、身体が凍えて、特に上半身が固くなると、

とっさの状況に反応しきれなくなるように思える。

 

ある晩、コンサートの帰り道。

都会とちがって、道は薄暗い。

道路の横は、田んぼで、その間は、小さな溝。

それでも、そこにはまれば、骨折か、捻挫で済むか…。

道路と溝の間には、白線があるけれど、薄くなっていて、

どこまで道路か、よく分らない。。

それでどうしても、徐行運転になる。

いつもなら20分くらいだけど、その倍以上の時間がかかった。

寒くて寒くて、やっと自販機を見つけると、停まって、

缶コーヒーで温まって、人心地ついた。

猫舌で、いつもなら熱くて困る自分だけれど、

「もっと熱くても良いのに…」なんて思ったり。

2ヶ所で停まり温もりを得て、

なんとか無事に帰宅して、ホッとしたことがあったっけ。。

 

コメント (2)
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