きのの朝は久しぶりに零下になり、
外の水は凍っていた。
いったいどうして、こういう模様になるんでしょう?
2/26にも書いたNHK『介護百人一首』、
その小冊子を申し込んで、送って戴いた。
毎年送って戴いて、これ3冊目、大事に保存している(非売品です)。
読んでいて、自分の心に響いたものにマルしていったら、
半分以上になった。
それだけもう一度読んで、
特にこれ☆、という短歌3つに付箋をつけた。
(小冊子では、縦書き、1行で記載されています。)
「やった!!」と聞こえる声はトイレから
本人ではなく介護職
沖縄県 宇根哲也
これは、自分の体験にピッタリ重なった。
障害をもった幼児の施設で保母をしていた頃のこと。
入園したてで緊張のあまりオシッコも出ない子がいて、
トイレで、よく10~20分くらい、歌を歌ったりしながら付き添っていた。
初めてオシッコが出たときの喜びといったらなかった☆
それこそ歓声を上げて「○○ちゃんが、オシッコしたよ~♪」と、
みんなで喜び合ったものです。
寝たきりの姑(はは)に手鏡 必需品
色んな角度で世界を見せる
大分県 後藤映子
‘世界’を見せるんですよね。
寝たきりでも、なんとか色んな世界を見せてあげたい。
そんな優しい心――。
そして自分も、どんな状況でも、
‘色んな角度で世界を’見ようとしていきたい…、
と思いました。
みぎひだり ちがう くつした はく母に
イイ感じだねと娘は笑う
東京都 丹羽洋子
説明には、こうあります。
「認知症の母に対して私の娘や息子はとくにかまえることなく自然に接しています。」
――素晴らしい、と思います。
これは、きっと作者が、こういう姿勢なのでしょう。
大らかな心で優しく丸ごと受け止めておられ、
温かい家族愛が感じられて、
こちらまで温かさが伝わってきました。