2年前の写真を見ていたら、こんなのがあった。
ああ、懐かしい。
きのう、Eテレでバリバラを久しぶりに見ました。
テーマは〔知られざる“場面緘(かん)黙”の世界〕。
当事者の方々、よくまぁ取材に応じ、出演してくださったものです。
そのうちのお一人は、「…喉の辺りが…固くなってしまって…」
というようなことを仰ったと思います。
なんとなく分かりますね。
ゼンゼン違うけれど、
私も時に、顔がこわばってしまうことが何度もあったし、
ある思い出が…。
それは、小学校の3年の頃の記憶。
国語で、指されて朗読するように言われると、立って、読み始めるんだけど、
どうしても声が上ずってくるというか、
まるで泣いているような声になってしまうのです。
クラスメイトは「え?泣いてるの?」という風に振り向く。
そうなると、ますます緊張して、必死の思いでナントカ最後まで読む、ということになる。
(家とかだったら、難なく読めるんですよ。)
ああいう時も、喉のあたりが緊張して、硬くなっていたのかも。
なんでこんなこと・・・と思うんだけれど、
どうしようもない時は、どうしようもないんですね。
番組では、専門のスタッフが、丁寧に指導したり、
スタジオでも、その方の言葉が出てくるのを
じーーーっと待ったり。
少し経ってから、
「あの時、ただ待ってたけど、あれで良かったですか?
どうして欲しかったですか?」と聞いたり。
――その人その人に寄り添って――。
なにか温かいものを感じました。