しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

シラハギ ( 白萩 )

2010-10-04 |  9月 の花たち

                                 ↑ 2006/10/02 撮影
 〃

[ マメ科ハギ属の落葉低木 ]

古くから人家にうえられています。
高さは、約150cm。
茎は根元から束生し、少し垂れて大きな株になります。
冬になると普通茎はほとんど根元まで枯れます。
葉は、長い柄をもち、三出複葉で互生します。
小葉は楕円形で、先はやや鋭形、基部は鈍形、側小葉はほとんど無柄です。
表面は深緑色です。
花期は、7~9月。
花は、葉腋から総状花序を出し、白色の蝶形花を多数付けます。
果実は、豆果です。
本種はビッチュウヤマハギをもとに他の複数の種との交雑によって
できたものと考えられています。
花が紅紫色で旗弁が円形のものはニシキハギといいます。
花に白色と紅紫色のまじったものや
1株に白色の花と紅紫色の花を付けるものをソメワケハギといいます。
別名 : シロバナハギ(白花萩)

今年の白花萩は
植え替えたり日当たりが悪くなったりで
ぱっとしませんでした。

2006/10/02 撮影

 


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ミヤギノハギ ( 宮城野萩)

2010-10-04 |  10月 の花たち

                               ↑ 2010/10/04 撮影

2010/10/17 撮影

[ マメ科ハギ属の落葉低木 ]

本州~九州にかけて、
温帯の林縁や草地にやや稀に自生し、野生化しています。
庭園や公園、人家に植えられ、栽培されています。
高さは、1~2m。
茎は束生し、上部は反り返って曲がり、
花の咲く頃には枝先がしばしば地に着くようになります。
全体に絹状の伏毛があります。
葉は、柄を持ち、三出複葉で互生します。
小葉は楕円形で両端とも次第に細くなって鋭形です。
表面は深緑色で無毛、裏面は淡緑色で毛が多いです。
花期は、8~10月。
花は、葉腋から総状花序を出し、蝶形花を多数付けます。
旗弁は楕円形で強く外側に反り返って紅紫色、
翼弁は濃色、竜骨弁は翼弁より長く紅紫色で鎌状に曲がります。
雄しべは10本です。
萼は深く5裂し、裂片は披針形で先端は尖ります。
果実は豆果、広楕円形で細毛があり、中に1個の種子を生じ、
熟しても裂けません。しかし種子の実るものは少ないです。
仙台市内の宮城野にはツクシハギがあり、本種の野生はありません。
ケハギに最も似ていますが、起源に関しては未だ定説はありません。
名は、萩の産地として名高い宮城野市にあやかって付いたそうです。

大株の花が垂れ下がって、
風に揺れるさまは

見事で風情があります。


2011/08/03 撮影

2011/08/28 撮影
 〃

2011/09/16 撮影…昨日が咲き始め
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2011/09/25 撮影

2011/10/10 撮影

2011/10/11 撮影

2011/10/17 撮影

2011/11/01 撮影


<  2010 年  >
2010/10/08 撮影

2010/10/17 撮影

2010/11/03 撮影…実




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