↑ 2010/10/16 撮影 〃
[ シソ科ヤマハッカ属の多年草 ]
本州岐阜県以西~九州にかけて、
山地の木陰など半日陰に自生します。
草丈は、60~90cm。
茎は4角く直立し、稜には下向きの毛があります。
葉は、短い柄を持ち、細長い長楕円形で長さ7~15㎝、幅2.5~5㎝、
両端は長く尖り、縁には鋸歯があり、対生します。
花期は、9~10月。
茎頂や葉腋に円錐形の花穂を出し、
長い花柄のある青紫色の唇形花を数段にわたって付けます。
花冠は長さ1.7~2㎝、筒部は長く上唇は反り返り4裂、
下唇は舟形で前方に突き出します。
雄しべは4本でうち2本は長く、雌しべと共に下唇の中にあります。
萼は上唇が3裂し、下唇はやや長く2裂、裂片は三角状で鈍頭です。
果実は、4個の分果からなり、宿存性の萼の底にあります。
関東・中部地方の山地に見られる「関屋の秋丁子」とよく似ています。
茎・葉は駆虫剤・香料に用います。
名は、秋に丁子に似た花を秋に付けることから付いたそうです。
別名 : キリツボ(桐壺)
昨年は元気に花をたくさん付けて
楽しませてくれたのですが、
今年は酷暑のせいか葉焼けをおこし、
花つきもよくありません。 2011/03/20 撮影…芽生え