しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

台湾杜鵑草の園芸品種……「白秋(はくしゅう)、東雲(しののめ)、青竜(せいりゅう)」

2010-10-24 |  10月 の花たち

                           ↑ 2011/10/21 撮影…白秋

[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]

台湾ホトトギスは、茎の先端に多数の花を付け、ランナーでよく増えるのが特徴です。 
性質が強健で繁殖力が旺盛なので、
交配により色々な改良品種が作られました。
また近頃、日本で園芸用として流通しているものは、
日本固有種のホトトギスとタイワンホトトギスとの交雑種がほとんどで、
観賞用に栽培されています。


ハクシュウ
(白秋)
 2011/10/21 撮影

タイワンホトトギスの交配種です。
花被片は6枚で白地に赤紫色の斑点が入ります。
茎の先端に花を上向きに着けるので、
切り花に用いられます。
「白秋」の名にふさわしい静かなたずまいを感じます。
草丈は、30~80cm。
花期は、9~11月。
耐寒性が強く、日照は、日向~半日陰向きです。
夏の乾燥と高温に弱く、葉灼けに注意します。
水切れをしない様に注意して、表土が乾いたら、たっぷり与えます。

2010/10/18 撮影…つぼみ1
2010/10/19 撮影


シノノメ
(東雲)
2010/10/25 撮影

タイワンホトトギスの交配種です。
花被片は細めで、
はっきりとした太めな斑紋があり、
花は大きめで平開しません。
草丈は、40~80cm。
花期は、8~10月。
耐寒性が少し弱く、寒冷地では保護が必要です。
日照は、日向~半日陰向きです。
夏は葉灼けに注意します。
水切れをしない様に注意して、表土が乾いたら、たっぷり与えます。

2010/10/25 撮影…つぼみ

 

セイリュウ (青竜)
2011/08/10 撮影

タイワンホトトギスの交配種です。
花被片は青紫色で中心部に斑紋が入ります。
茎は直立し、やや小型です。
草丈は、40~80cm。
花期は、8~10月。
耐寒性が少し弱く、寒冷地では保護が必要です。
日照は、日向~半日陰向きです。
夏は葉灼けに注意します。
水切れをしない様に注意して、表土が乾いたら、たっぷり与えます。

2011/08/06 撮影…つぼみ
2011/08/10 撮影
2011/08/28 撮影
2011/09/12 撮影…株が確りして


タイワンホトトギス (台湾杜鵑)
2010/08/04 撮影
2010/09/18 撮影



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シロホトトギス ( 白杜鵑草 )

2010-10-24 |  10月 の花たち

                           ↑ 2010/10/14 撮影

  2010/10/16 撮影

[ユリ科ホトトギス属の多年草]

手持ち図鑑でしらべましたが、
詳しくは載っていませんでしたので、
ネットからの抜き書きと見た目からの雑感です。


ホトトギスの白花品種です。
北海道~九州にかけて、
山野の日陰に自生します。
草丈は、30~100cm。
茎は褐色の毛が密生し、茎は葉に抱かれるます。
葉は、長楕円形で緑色、縁は全縁、互生します
花期は、9~11月。
茎頂と上部の葉腋に、白い花を数個ずつ上向きに付けます。
花被片は6枚で、基部に黄色の斑点があります。
雄しべは6本、花柱は3つに分かれて各先が2深裂します。
果実は、蒴果です。
別名 : シロバナホトトギス(白花杜鵑草)

花の盛りを迎えましたが、

今年の酷暑の故か
花の大きさが不揃いで、
葉焼けも起こしてしまいました。
明るい日陰に植え替えようと思っています。

 

 2017/10/06 撮影 〃

 2017/10/14 撮影…実


<  2016 年  >
 2016/04/08 撮影

 2016/04/10 撮影

 2016/04/18 撮影

 2016/04/29 撮影
 
 
 <  2011 年  >
2011/08/28 撮影
2011/10/10 撮影
2011/10/11 撮影
2011/10/12 撮影
2011/10/14 撮影
2011/10/14 撮影
2011/10/16 撮影
2011/10/17 影撮

2011/10/18 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/24 撮影


<  2010 年  >
2010/10/10 撮影…ほころび始めたつぼみ
2010/10/14 撮影


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キバナノホトトギス ( 黄花の杜鵑草 )

2010-10-24 |  10月 の花たち

                                   ↑ 2010/10/19 撮影

[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]

九州宮崎県のやや明るい林床や林縁の斜面などに自生します。
草丈は、20~50cm。
全体に短毛を散生します。
根茎は短く、粗いひげ根があります。
茎は暗紫色で直立し、開出毛が少しあります。
葉は、長さ10~15㎝の長楕円形で濃緑色、茎をあまり抱きません。
花期は、9~11月。
茎の上部の葉腋に短い花柄を持ち、
径2.5㎝の黄色の花を1〜2個上向きに付けます。
花被片は6枚、黄色で暗紫色の斑点を散布し、漏斗状に開きます。
雄しべは6本、雌しべは1本、花柱は三つに分かれ、先が2裂します。
果実は、蒴果で細い山稜形です。
別名 : キホトトギス(黄杜鵑草)

以前から庭隅に
毎年細々と咲いていました。
葉は濃緑色で斑紋があり、
花は葉腋に1~2花ずつ付けて
黄色の地に紅紫色の細かい斑点があり、
6枚の花被片が上向きに展開しています。
確かな名前は解かりませんが、
図鑑で調べたところ
キバナノホトトギスのように見受けました。

 2010/10/19 撮影



<  2011 年  >
2011/03/11 撮影

 


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