◉ 油点草 (ゆてんそう)
渓の湯の石段せまし油点草 ・・・・・ 田中冬二 [行人]
この山の時鳥草活け手桶古る ・・・・・ 野沢節子
紫の斑の賑しや杜鵑草 ・・・・・ 轡田進
ホトトギス属は、
東アジアを中心に20種ほど分布し、
日本には10種ほどが自生しているとのことです。
その中の杜鵑草(ほととぎす)は、
山地の道沿いや崖・渓谷など見られ、
秋、白色に濃紫色の斑点の散在する花を
上向きに開きます。
花にある紫の細かい斑点が
鳥のホトトギスの胸下の模様に似ているので
名が付いたそうです。
また葉に油のしみのような斑点があるところから
油点草とも呼ばれます。
鳥のホトトギスとまぎらわしいので
植物のホトトギスには草をつけます。
その他、多くの変化に富んだ種類があり、
黄色・白色・紫色・紅紫色などの花を咲かせます。
渋い味わいが好まれ茶花に使われます。
庭に植えられているものの多くが
台湾原産のタイワンホトトギスだそうです。
[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]
白光の白杜鵑草満つ寂か ・・・・・ みなみ
ホトトギス ( 杜鵑草 )
北海道西南部、本州関東地方以西~九州にかけて、
山地の木陰の湿った岩場や林縁などに自生します。
草丈は、40~80cm。
地下茎を垂直に伸ばし、節から根を出します。
茎はふつう垂直か斜めに伸びますが、崖地などでは垂れ下がります。
茎の毛は上向きに密生します。
葉は長さ6~11㎝の長楕円形で、基部が茎を抱き、
両面に軟毛があって、2列に互生します。
花期は、8~10月。
花柄にも毛が密にあり、
葉腋に有毛な小花柄を持ち、
径約2.5㎝の漏斗状鐘形の花を2~3個ずつ上向きに付けます。
花被片は6枚、白地で内面に紅紫色の斑点が多数付き、
基部に黄斑が付きます。外片は3個で基部が丸くふくれています。
雄しべは6個で、上半分は開いて、先端にT字状に葯が付き、雌しべはその上に被さります。
花柱は三つに分かれ、先が2裂します。
果実は、さく果で線状長楕円形の山稜形です。
初冬に地上部の茎や葉などが枯れ、地中の根や地下茎が残ります。
休眠状態で冬を越して、翌年再び葉が出ます。
ホトトギス属には変化に富んだ多くの種類があり、
また色々な園芸品種が観賞用に栽培されています。
渋い味わいが好まれ茶花に使われます。
名は、花の紫の斑点を鳥のホトトギスの胸毛の模様に見立てて
付いたそうです。
葉に油のしみのような斑点があるところから
油点草とも呼ばれます。
2010/10/14 撮影…シロホトトギス
2011/10/24 撮影…ホトトギス
2011/09/09 撮影…タイワンホトトギス
↑ 2011/10/24 撮影
2011/10/24 撮影
[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]
北海道西南部、本州関東地方以西~九州にかけて、
山地の木陰の湿った岩場や林縁などに自生します。
草丈は、40~80cm。
地下茎を垂直に伸ばし、節から根を出します。
茎はふつう垂直か斜めに伸びますが、崖地などでは垂れ下がります。
茎の毛は上向きに密生します。
葉は長さ6~11㎝の長楕円形で、基部が茎を抱き、
両面に軟毛があって、2列に互生します。
花期は、8~10月。
花柄にも毛が密にあり、
葉腋に有毛な小花柄を持ち、
径約2.5㎝の漏斗状鐘形の花を2~3個ずつ上向きに付けます。
花被片は6枚、白地で内面に紅紫色の斑点が多数付き、
基部に黄斑が付きます。外片は3個で基部が丸くふくれています。
雄しべは6個で、上半分は開いて、先端にT字状に葯が付き、雌しべはその上に被さります。
花柱は三つに分かれ、先が2裂します。
果実は、さく果で線状長楕円形の山稜形です。
初冬に地上部の茎や葉などが枯れ、地中の根や地下茎が残ります。
休眠状態で冬を越して、翌年再び葉が出ます。
ホトトギス属には
変化に富んだ多くの種類があり、
また色々な園芸品種が観賞用に栽培されています。
渋い味わいが好まれ茶花に使われます。
名は、花の紫の斑点を
鳥のホトトギスの胸毛の模様に見立てて
付いたそうです。
葉に油のしみのような斑点があるところから
油点草とも呼ばれます。
ホトトギス属は、
東アジアを中心に20種ほどあり、
日本には10種が分布しているとのことです。
毎年、やさしい香りの花を咲かせています。
草丈があるので、
玄関などに活けて静かな花を楽しんでいます。
2014/10/18 撮影
〃
< 2011 年 >
2011/08/28 撮影
2011/10/16 撮影
2011/10/18 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/22 撮影
2011/10/23 撮影
2011/10/25 撮影
2011/10/26 撮影
2011/10/27 撮影
2011/10/28 撮影…盛り
2011/10/29 撮影
2011/10/31 撮影
2011/11/03 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/07 撮影…昨日の雨で..
2011/11/10 撮影
2011/11/13 撮影
2011/11/17 撮影
< 2010 年 >
2010/10/14 撮影…つぼみ
2010/10/25 撮影
↑ 2011/09/09 撮影
2011/10/17 撮影
[ ユリ科ホトトギス属の多年草、台湾・沖縄原産 ]
台湾では普通に見られ、
沖縄の西表島にも野生のものが自生しています。
観賞用に栽培され、庭園や庭などで見られます。
草丈は、25~80cm。
長い地下茎をもち、節から根を出し、茎はよく分枝します。
葉は、長さ8~13㎝、幅2.5~4.5㎝の倒被針形又は狭い楕円状披針形~倒卵形、
先は尖り、基部は心形で茎を抱き、縁に毛があり、互生します。
表面は無毛に近く、裏面は有毛で特に脈に沿って多くあります。
花期は、9~10月
茎の先端に散房状に花が上向きに付きます。
花披片は斜めに開き、白~淡紅色で内面に紅紫色の斑点が散生し、
下部には黄色の斑点があります。
雄しべは6個で、雌しべの柱頭は大きく3つに分かれて平開し、
その先がさらに2裂します。
果実は、蒴果で3稜があります。
杜鵑草よりやや小ぶりの花が咲き、越冬芽が株元に出て冬を越します。
タイワンホトトギスとホトトギスの交雑種が観賞用に栽培され、
園芸店などで流通しています。
名は、台湾に広く分布しているので付いたそうです。
・絶滅危惧種・
淡紫色の控えめなこの花をお茶花に、
母はよく用いていました。
庭に植えられているなど、よく見かける花です。
< 2011 年 >
2011/03/11 撮影
2011/08/28 撮影
〃 撮影
2011/09/03 撮影
2011/09/09 撮影
2011/09/16 撮影
2011/09/18 撮影
2011/09/19 撮影
2011/10/31 撮影
2011/11/10 撮影
< 2010 年 >
2010/10/16 撮影…以前から植わっているタイワンホトトギス
< 2018 年 >
2018/01/20 撮影…越冬の新葉