minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

明日の日曜日は・・・

2006年02月11日 | ライブとミュージシャンたち
 HPのサーバーが壊れてしまった。修理中の為、掲示板などが使えなくなってしまったのでこちらにどしどし書き込んでくださいね。日曜の<新宿DUG>は大儀見元perが諸事情により出演できなくなり、急遽コスマス・カピッツァperに御願いしました。黒田京子さんと4人というのは初めてです。ドイツ繋がりでなんとかなるかな?

  DUGは昔はDIG,DUG,DUGと3つあった長い歴史のあるジャズクラブ。マスターの中平穂積氏はカメラマンとしても有名で私も何度かヨーロッパツアーでお会いして写真を撮って頂いた事がある素敵な方。コルトレーンやマイルス、モンクなどジャズの巨匠たちを撮り続けて写真集も沢山だしている。ジャズ喫茶だったところをライブハウスにしてしまい、かなり財産を費やされているようだが、10年くらい前に新宿駅前にあったDUGでジャズの巨匠マル・ウォルドロンpと共演もさせて頂いた。

 現在のお店は靖国通り沿いのケンタッキーフライドチキンの下にあり、アップライトピアノがぽつんと置かれ生音が気持ちのよいこじんまりとしたお店。20人も入ればいっぱいだろう。壁に大きなセピアの写真。「あ、これはセロニアスモンク!あ、ミンガスもいる。一体なんの写真ですか?」ジャズの歴史上の重要人物たち(あまりに古くて私にはわからない人が殆どだけど)の集合写真だった。

 「この写真がもとで『ターミナル』っていう映画ができたんです。この中のミュージシャンたちのサインを全部集めていた父親が死んで、たった一人もらいそこなっていたミュージシャンにサインをもらいにNYに息子が尋ねて行って空港で足止めを食らってしまう映画なんですよ。」見てはいなかったけど、トム・ハンクスが主演の映画だというのはCMで知っていた。でもそんなジャズに関係した話だったなんて知らなかった。「へ~、それで最後の一人っていうのは?」「実はベニー・ゴルソンtsなんですが、その中にでてくるモンクの写真、それが僕の撮ったモンクの写真だったんですよ。」すご~い、スピルバーグ監督は中平氏の写真だと知らずに使っているようだけど・・・絶対にこの映画観なくっちゃ。DUGに来たらぜひ壁の写真に注目です!

DUGのHP