minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

くじらの群れ?!

2006年06月22日 | 
 今日、ランチの途中で船長が「みなさま、進行方向左手をご覧ください。くじらの群れがご覧になれます。」

え~?あわてて食べかけていたちらし寿司を放り出し、携帯を握りしめて窓へ駆け寄った。しかしお客様優先だから窓の近くに行けない。「わ~、潮吹いてる、潮吹いてる!」という興奮の声をあとに、よっしゃ、こうなったら・・・船尾のデッキ(10階)にあがって一番いい場所から写真撮ってやろう!と思って、急いで7階の食堂から10階まで駆け上がった。

 息をきらしながらデッキに出てみると、船の後方はるか彼方に小さな泡のような・・・結局くじらの潮吹きがちょこっと見えただけ。ずっと前にイルカの群れが船に伴走してきたのに較べると・・・って階段駆け上っていなければ見れたのか。ちっ。

 だから写真は本日の横浜港/夜景で我慢してね。

またですかあ?

2006年06月22日 | 
 横浜港に戻って1クルーズ終了。明日から利尻礼文島のクルーズに入ります。そしていよいよ<奴隷船/チャーター船>です(苦笑)。サッカーが見れないのが残念!一体今、日本はどうなってるんだろう?(浦島太郎状態)

 部屋も6階から8階のクルーズ部屋へお引っ越し。私は部屋の広さはかわらないし(写真参照)、ちょっとシャワー&トイレが古ぼけていてウォシュレットでなくなったのが残念なくらいだけど、男性のバンドマンたち(ピアノ、ウッドベース、ギター、ドラム)が2人づつになってしまったのでお気の毒。部屋の中にキーボード、ウッドベースが横たわっているだけでも狭そうなのに・・・でも奴隷は文句言えない。さあてどんな過酷な状況が待ち受けているでしょうか(ってオーバーだな。)?

 横浜に夕方4時に到着し、急いで私は石森楽器へ向かった。そう、またまたソプラノサックスをチャチャハウスのリハーサル中に倒す、というおバカな事をしでかしたのでした。無理矢理「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせて演奏していたのですが、船に乗ってからますます状態が悪化。これでは使い物にならない、と判断したのでオフの時間を使って超特急で新大久保まで行ったのです。

 ソプラノ修理担当の戸井田さん曰く「前回(広島で)倒した時よりひどいじゃないですか。よくこんなんで演奏できましたね~!」ツアーからもどってすぐに素晴らしいバランスに調整し直してくれたばかりだったのに・・・『え~っ、またですかあ?』私のおっちょこちょいさにすっかりあきれていましたが、とりあえず1時間くらいで直してくれてまた満員電車に揺られながら、横浜の船に戻って行きました。あ~、我が家が目と鼻の先だというのに・・・(とほほ)。

下関港&門司港

2006年06月22日 | 
 ダンスバンドもやっと慣れて来て、初見が楽しめるようになってきました!昨日は下関に到着、ふぐの町だけど、地元の人は「ふく」と呼ぶそうな。でもふくは高いので買いませんでしたが、唐戸市場でまた大量に明太子もろもろのお土産を買い込んでしまった(汗)。そして対岸の北九州市門司港まで5分だと聞いたので<門司のレトロな町>へ行ってみる事に。

 古い門司駅を中心にあちらこちらにレンガ造りの建物などが保存されているが、ひとつだけお洒落なタワーがそびえたっているのがちと違和感。ちょっと路地に入ると昔懐かしい田舎の風景も。酒屋を探していも焼酎をゲット。港町はなんか素敵だ。ハンブルグとかアムステルダムもそうだけど、ちょっと横道に入ると飲み屋街といか煩雑ないかがわしい雰囲気がなんとも魅力的なのだ。門司の町も夜がきっと面白いんだろうな。アイスクリームを食べてる私たちには関係ないけど。

 夜は美しい門司の夜景をバックにショータイムで演奏。好きな曲ばかり30分のステージ。いつもよりは長めにアドリブもとれるので嬉しい。やはりダンスバンドのときは殆どテーマしかとれないので物足りないのだが、こうやっていろんな形でバンドの演奏を要求されるのは楽しい。林栄一さんのトラでやっているのだけど、林さんが「俺たちはミュージシャンだから毎日演奏したい。」と言い張ってメインショーを1クルーズに1、2回程度演奏する楽な仕事よりダンスバンドを優先したそうな。わかる気がする。吹いてなんぼ、って事ね。

 演奏後に船内でお客さん達とすれ違った。「あら、あの子、ステージのときと全然顔つきが違うわね。」オーラがすぐに消えてしまう私って・・・。