minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

兵庫県「森ちゃんの隠れ家」

2010年08月30日 | 
さっき東京へ無事に戻りました~~~!!ありがとうございましたああああ。3日間は音信不通だったので、ちょっと遡って土曜のライブの日記をアップします。

8月28日(土)

大阪を11時半に出発し(近所のお好み焼きで昼食)、3時間かけて兵庫県の日本海側、鹿田(村岡温泉)にやってきた。

初めてのお店はいつも緊張する。ましてや、全く私たちの音楽を聞いた事がない場所。サンプルに送ったCDを聴いて「ちょっと難しいので、もっと解りやすいスタンダードとかボサノバをやってもらえますか?」ときた(苦笑)。しかもピアノはないので、エレピを用意してもらう事に(涙)。




「森ちゃんの隠れ家」という素敵なネーミング。辺り一面山山山、田んぼ、小川。自然のエネルギーに満ちあふれた場所だった。どことなく、尾瀬を思い出したが、お店の作りは津島くれよんにちょっと似ていた。小学校の先生だったご夫婦が倉本聰さんのドラマを見て、「これだ!」と思い退職してこのお店を始めたとか。予想を反してお店がオープンしたとたんに、200人ちかいお客様が殺到。2人はあまりに忙しくて機嫌が悪くなったそうな。(倉本さんの芝居だと、もっとお客様が少なくて、そう言った客とゆっくり飲みながら語り合う、って感じだったのに。)

楽器を搬入して、ちらっとサウンドチェックをするために1曲演奏すると、ママさんもオーナーもにっこにこ。「難しい音楽は困ります~なんて失礼な事を言ってしまってごめんなさい。やはりプロは全然ちがいますね~~!!」ほっと胸をなでおろしていた。

そんな素敵なお店なので、今日のお客様たちもほとんどの方が常連。そこに鳥取から駆けつけてくれたHちゃんと旦那様。プレゼントしたクラークスキーランのブレスレットをしてくれていました。らっきょとお酒までいただき・・・ありがとうございます。し、しかも12月にはおめでただそうです。なんだかとっても幸せそうで・・・こちらもほんわかしてきたなw。

「昨日の朝3時すぎまで泡盛のんだのが効いた~~~。」と2日酔いのピアノ弾きとパーカッショニスト。まだあと1日ありまっせ(苦笑)。





満員のお客様がL字型の店内に2つに分かれて座っている。その中央に私たちはセッティングしたけど、どっち向いて演奏すりゃいいんだ~~?と思いつつも右の端っこのお客様から左はじまでみんながし~~~~んと真剣に聴いて下さっているのが伝わって、1曲目から大きな拍手と歓声が・・・お年寄りが多いと聞いていたのだが、気分はみんな若者だわ。凄くやりやすかったな。ちょっと感動。最後はみんなでノリノリ&大合唱。

オリジナルは難しいかも、と言われていたのに「たこくらげ組曲の入ったCDちょうだい。」というお客様がたくさんでびっくりw。80歳以上というおばあちゃま対軍団まで「素敵でしたよ。元気をいただきました。ありがとう。」と大喜び。こちらこそ、元気をいただきました!!

「また来年も来て下さいね。」マスターもママも暖かい笑顔。ああ、なんて嬉しい言葉でしょう。また一つ新たな出会いに感謝。

あと残す所1日です!!!!!いよいよ観音様に再会だ。