goo blog サービス終了のお知らせ 

minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

巨匠のライブで自分に喝。

2011年10月12日 | ライブとミュージシャンたち
最近、Rioが沢山のライブをyoutubeで聴きあさっている。中でも菊地成孔のジャズ講座に「成孔さんの解説が凄く解り易いし面白い!」とはまっている。流石、若者のカリスマだなw。

プロムナードでお会いした竹内直さんのテナーにもいたく感動していた。「サックスってあんなにいろいろな演奏法があるんだな~。」素晴らしいサックス奏者がうじゃうじゃといる中で、本物を近くで聴く事のできる幸せを噛み締めよ・・・。

そんな中、今度は「峰厚介さんってどんなサックス?」と聞いて来たから、よっしゃ、今日はピットインでやっているので聴きに行こう!と家族で夕食後に出かけた。休みあけとあってお客様の数が少ない。しかしそんな事は関係なくミュージシャンたちのぴりりと緊張感のある、素晴らしいライブだった。

久しぶりに聴く峰さんのテナー。全て峰さんのオリジナル。地に足のついた素晴らしい演奏だった。一つも嘘も衒いもない、確かなテクニック。温かい音色にパワーもあって・・・本当に素敵なサックス奏者だ。

昔、土岐さん(師匠)に「テナーなら峰さんを聴いたほうがいいよ。」と言われ、さっそく20歳の頃に峰さんを目の前で聴いたときの感動が蘇った。

オリジナルも超難度コード進行&フレーズでできあがっているので、バンドの人たちの技術も半端じゃない。よくあんな難しい曲をさらっと演奏できるな、と関心していると「いやあ、自分で作って自分の首を締めているようなもんだよ。」と峰さんは笑っていらした・・・。いつまでも高い目標として私の中に君臨し続けるでしょう。ふ~~~、がんばらなくちゃ。


プロムナードの時に中牟礼さんのライブを聴いた息子は「う~ん、あれはまさに『渋さシッテル』バンドだなあ。」と一言。渋さ知らズとは正反対な静かなジャズのスタンダードを演奏する渋い音楽。パワーでゴリゴリいくバンド、ワールドミュージックのバンド、いろいろな音楽があるからこそ、音楽って楽しいんだね。

芸術の秋、どんどん素晴らしいミュージシャンのライブを聴きに行きたいと思う今日この頃。そして、練習にも気合いが入る。



話は全く変わりますが、8月のAndando北海道ツアーの写真集ができました。どうぞご笑覧くださいませ。