昨夜はぺーぱーむーんでアルゼンチンから里帰り中のT氏と飲んだ。息子のアルゼンチン留学中にいろいろと相談に乗っていただいたのだが、リオ・ガジェゴスはあまりに遠過ぎて実際にはあちらで会うことはできず、ここで初めてご挨拶。ブエノスアイレスの現在の音楽事情などで盛り上がった。来年の密かなツアー計画がこれで少し見えて来たな・・・。Tさん、有り難うございました!
ブエノスアイレスで出会えなかった2人
「高校生活が本当に楽しくて仕方ない!」良い友達にめぐまれて、毎日楽しい高校生活を送っている息子。
本日はそんな息子の通う高校で音楽の授業2コマをいただき、「ジャズ講座」を行った。3日前から寝ずに考えた(嘘)、ジャズの歴史やら授業で話す内容を2ページのプリントにまとめあげた。
<世界にはいろいろな音楽があります。それらは(中略)Jazz、Soul、クラシック、シャンソン、カンツォーネ、などと分けられて来ました。これらは決して孤立して存在するのではなく、互いに影響しあい、融合しながら培われて来たのです。なかでもJazzは時代の影響を受けながら変化し、進化してきた音楽です。Jazz演奏家たちはジャンルに関係なく、あらゆる音楽の良い点を学び自分の中に取り込みながら、新しい音楽を常に求めて演奏しています。同じ演奏は2度とできない自分だけの音楽・・・聴きにきた人と演奏している人、その空気感はその場に居合わせた人たちだけで共有できるものです。その儚さもJazzの魅力の一つだと思います。Jazzを頭で理解しようとするのではなく、心で感じてみてください。>
昼休み後の2時間授業。授業開始のチャイムとともに始めようと気合いを入れて待っていたら、ゾロゾロ集まり出して全員が揃うのに10分ほどかかった。こんなもんなのね・・・w。ざわざわしている中、とりあえず、ご挨拶してからDuoで一曲演奏。ローランドカークのLady's Blues。
「ジャズってどんなイメージを持ってますか?」演奏後に全員に質問してみた。生徒は約30名。
「大人っぽい」「格好いい」「リズムをとるのが難しそう」「自由な感じ」「お洒落」などと言う意見が多数。
他にも「低い音から高い音まで好きなように吹いている」「アフタービートを強調する音楽」「強弱が豊かについている」「黒人の音楽」など、今学期の勉強の成果(2学期はジャズを学習してきたそうだ)とも言えるような答えも飛び出した。
さすが進学校。全員がハキハキと答えてくれ、自由な雰囲気で緑色の髪の毛の男の子もいるのだが(笑)演奏中はみんな熱心に聴いている。さらに「西アフリカの通信手段として使われていた太鼓のリズムなどが・・・・」と、おおざっぱでへたくそなしゃべりで説明した「ジャズの歴史」も真剣に聴いてくれたので一安心。「普段はこんなに静かじゃないんですよ。」と音楽の先生もびっくり。
もっともっと時間が欲しい、ってくらいあっという間に1時間が終わってしまった。結局演奏したのは3曲(と言っても1曲は時間の都合でテーマのみ)。むむむ。「時間があまったらどうするの?」というトシキの心配も不要だった。
そして10分休憩を挟んでいよいよ後半。
休憩中も熱心に質問しにくる生徒(可愛い!)
音楽を選択していない息子も英語の授業を抜けて、後半は参加。さらに息子の友人たちも応援に駆けつけてくれ、他の教科の先生なども加わって教室がいっぱいになった。
授業を抜け出して聴きにきてくれた友人たち
「永田君はお父様、お母様たちのように、将来ミュージシャンとしてサックスを吹いていくそうです。みんなで応援してあげましょう。」
音楽の先生が暖かい言葉で紹介して下さり・・・・照れながらもいきなりバリトンサックスでフリーを吹き始めた息子。私のオリジナル、利樹のオリジナルを交えて4曲演奏。最後は私も2本吹き。やりたい放題の親子・・・。
予定外(?)のアンコールも飛び出して・・・『子供たちをよろしく』を演奏。いやはや、あっという間の2時間だった。楽しかった~~~。
最後はお約束の「感想文を書いて提出してくださいね。」との先生の言葉に素直に従って熱心に書いている生徒たち。本当に良い学校だ。
少しでもジャズの魅力が伝わったなら、と思って行った「高校生の為のジャズ講座」。演奏前とくらべてイキイキとした彼らの明るい表情を見て、今日の成果を確信したのでありました。こんな授業ならどこに喚ばれて行っても喜んでやりたいですね。
ブエノスアイレスで出会えなかった2人
「高校生活が本当に楽しくて仕方ない!」良い友達にめぐまれて、毎日楽しい高校生活を送っている息子。
本日はそんな息子の通う高校で音楽の授業2コマをいただき、「ジャズ講座」を行った。3日前から寝ずに考えた(嘘)、ジャズの歴史やら授業で話す内容を2ページのプリントにまとめあげた。
<世界にはいろいろな音楽があります。それらは(中略)Jazz、Soul、クラシック、シャンソン、カンツォーネ、などと分けられて来ました。これらは決して孤立して存在するのではなく、互いに影響しあい、融合しながら培われて来たのです。なかでもJazzは時代の影響を受けながら変化し、進化してきた音楽です。Jazz演奏家たちはジャンルに関係なく、あらゆる音楽の良い点を学び自分の中に取り込みながら、新しい音楽を常に求めて演奏しています。同じ演奏は2度とできない自分だけの音楽・・・聴きにきた人と演奏している人、その空気感はその場に居合わせた人たちだけで共有できるものです。その儚さもJazzの魅力の一つだと思います。Jazzを頭で理解しようとするのではなく、心で感じてみてください。>
昼休み後の2時間授業。授業開始のチャイムとともに始めようと気合いを入れて待っていたら、ゾロゾロ集まり出して全員が揃うのに10分ほどかかった。こんなもんなのね・・・w。ざわざわしている中、とりあえず、ご挨拶してからDuoで一曲演奏。ローランドカークのLady's Blues。
「ジャズってどんなイメージを持ってますか?」演奏後に全員に質問してみた。生徒は約30名。
「大人っぽい」「格好いい」「リズムをとるのが難しそう」「自由な感じ」「お洒落」などと言う意見が多数。
他にも「低い音から高い音まで好きなように吹いている」「アフタービートを強調する音楽」「強弱が豊かについている」「黒人の音楽」など、今学期の勉強の成果(2学期はジャズを学習してきたそうだ)とも言えるような答えも飛び出した。
さすが進学校。全員がハキハキと答えてくれ、自由な雰囲気で緑色の髪の毛の男の子もいるのだが(笑)演奏中はみんな熱心に聴いている。さらに「西アフリカの通信手段として使われていた太鼓のリズムなどが・・・・」と、おおざっぱでへたくそなしゃべりで説明した「ジャズの歴史」も真剣に聴いてくれたので一安心。「普段はこんなに静かじゃないんですよ。」と音楽の先生もびっくり。
もっともっと時間が欲しい、ってくらいあっという間に1時間が終わってしまった。結局演奏したのは3曲(と言っても1曲は時間の都合でテーマのみ)。むむむ。「時間があまったらどうするの?」というトシキの心配も不要だった。
そして10分休憩を挟んでいよいよ後半。
休憩中も熱心に質問しにくる生徒(可愛い!)
音楽を選択していない息子も英語の授業を抜けて、後半は参加。さらに息子の友人たちも応援に駆けつけてくれ、他の教科の先生なども加わって教室がいっぱいになった。
授業を抜け出して聴きにきてくれた友人たち
「永田君はお父様、お母様たちのように、将来ミュージシャンとしてサックスを吹いていくそうです。みんなで応援してあげましょう。」
音楽の先生が暖かい言葉で紹介して下さり・・・・照れながらもいきなりバリトンサックスでフリーを吹き始めた息子。私のオリジナル、利樹のオリジナルを交えて4曲演奏。最後は私も2本吹き。やりたい放題の親子・・・。
予定外(?)のアンコールも飛び出して・・・『子供たちをよろしく』を演奏。いやはや、あっという間の2時間だった。楽しかった~~~。
最後はお約束の「感想文を書いて提出してくださいね。」との先生の言葉に素直に従って熱心に書いている生徒たち。本当に良い学校だ。
少しでもジャズの魅力が伝わったなら、と思って行った「高校生の為のジャズ講座」。演奏前とくらべてイキイキとした彼らの明るい表情を見て、今日の成果を確信したのでありました。こんな授業ならどこに喚ばれて行っても喜んでやりたいですね。