minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

たいやきは飛んで行く・・・

2011年11月17日 | 環境
仕事のうちあわせで法政大学へ。法政大学といえば、幻のサックス4+1<Black Out>で学生会館で演奏したのが最後だったな。忘れもしない、Black Outが崩壊しかけた「怒濤の3連夜」の初日だった。何年前だったただろうか・・・。それにしても懐かしい。

地下鉄飯田橋からお堀沿いをてくてくと良い天気の中歩いていくと・・・で~~~んと近代的なタワーがそびえ立っていた。いつの間に~~??とびっくり。学生会館の建物も少しだけ面影を残していたけど、めちゃくちゃ綺麗だ~~~。

「でも一番変わったのは建物よりも、学生たちなんですよ。」

案内してくれたMちゃん。昔は学生運動やらデモやら過激で、バンカラなイメージだったのに、今は良いところのお坊ちゃん、お嬢ちゃんたちの集まりだそうな。時代とともに激動の変化をとげる大学キャンパス。


学生会館のなごりが。


「アンデスの会」という法政のスポーツ健康学部教授の主催パーティで演奏することになっているのだが、今朝息子との会話で

「アンデスに関係する音楽って、『コンドルは飛んで行く』くらいしか知らないな~。」
「『コンドルは飛んで行く』ってどんな曲?」
「えええ、あんた知らないの?タラララ~~~~」と口ずさむと
「それって『泳げタイヤキ君』じゃないか。」

ああああ、確かに一小節目の出だしは全く一緒だな~。一気に脱力。

そんなとほほな親子演奏で大丈夫かああああ??と思いつつ、打ち合わせで

「『アンデスの会』というからには、それにちなんだ曲を演奏しないとだめですかね?」
「いいえ、全く関係なくお好きなように演奏してください。この前のようなノリノリで構いませんよ。」

このえら~~~い教授は、Pit innの2日目Naked MAUの日にライブ初体験。いきなりノリノリで声をあげるは、手を振りヤンヤの喝采というご機嫌なお客と化していたのだ。

「ライブっていうものに行ったのは初めてで、最初は緊張していたんですが、あまりに楽しくって。こんな素晴らしい世界があったなんて感動しましたよ。」

横で見ていたMちゃんも

「最初は民謡のようなもみてで、手拍子しているから、あららら、って心配してたんだけどはっと気がついたらいつの間にかリズムがあっていたんでびっくりでしたw。」

67歳とは見えない、若々しい教授。運動神経がいいからリズム感もいいんだわ。

という事でアンデスとは全く無関係な曲をばんばん演奏してしまおう。コンドル君もたいやき君もごめんなさ~い。


23日は池袋Club BEDでKPTMも参戦!

2011年11月14日 | 環境
昨日はKPTM(クレプトマニアック)ちゃんが遊びに来てくれたので「海鮮味噌鍋パーティ/ショートロン付」を開催。久々にボロ負けした~~~(涙)。

226のチラシや来年のmingaのCDジャケットの打ち合わせを綿密に行うつもりだったが・・・・。鍋をたいらげ、ロン!とやっているうちにあっという間に終電の時間。「また詳細は、メールで!」とシンデレラ姫のごとく(本当はサザエ姫)帰ってしまった・・・。

あああ、冷蔵庫の中にはデザートに、とシュークリームやらオードブルも用意していたのにすっかり出し忘れてしまっていた。ごめん、Kちゃん、サザエ姉さんは使い物にならなかったです(汗)。

し、しか~~~し!

23日(祝水)のMAU主催イベント<West African Vibes>@池袋Club BEDにKPTMがオープニングアクトで出演してくれる事になりました!!今回はペインティングではなく、音で参加してくれます。

Metal Guineeと三つ巴で凄い事になりそうですよ~。クラブなのでオールスタンディングとはいえ、端っこの方には多少椅子もありますので、老若男女おこし頂けますw。

20:00開演で~~~~す!楽しみだ~~~。前売り券もありますので、こちら(qd7s-ngt@asahi-net.or.jp)までどうぞ。


11月23日(祝水) 
池袋西口Club BED
19時Open 20時Start


出演: KPTM  
MAU (永田利樹b、早坂紗知、Rio bs、神村晃司key、ママドゥ・ローper、コスマス・カピッツァdr、森俊也dub)
Metal Guinee

前売2500円(当日3000円)

いつもMAUの素敵なチラシを作ってくれるのは杉山夢二くん。彼も才能あるアーティストだな~。


チラシ裏面

AKBと女子高生には勝てぬ?

2011年11月13日 | ライブとミュージシャンたち
サムタイムのお昼、お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。

どこのライブハウスも震災以後は客足が減っていることは明らか。サムタイムは不滅の人気を維持して来ましたが、流石に震災以降は厳しい状態が続いているのも事実です。私が初めて出演させてもらってから20年以上もお世話になってきた大好きなお店。昔は、入りきれなくて2セットで入れ替え、なんて事もありましたが。もっともっと活気を取り戻したい・・・。

そんな中で自分たちミュージシャンは「また聴きたい!」と思ってもらえるような演奏を毎回していかなくてはならない訳で。常に危機感を持って、一つづつのライブを大切に、今日の演奏は今日しかできない、と肝に銘じていきたいと思います。

昨日は金沢からいらしたお客様や、HipHop関係から私の事を知って来て下さった若者たち、昔からサムタイムの常連だったファンの方々、と暖かい雰囲気の中で楽しく演奏できました。御陰さまで持って行ったCDも完売だあああああ。

トシキは昨日の高校ジャズ講座に出席した女子高生が「遼介のお父さん、イケメンね!」と息子に言ったようで・・・。その言葉でトシキは一年間機嫌よく生活できるそうです。よかったね。

男って何歳になっても、若い女の子には弱いのだ。

いつもカウンターに陣取って聞いてくれるTさんが今日は2セット目の終わりに来た。

「あら、どうして遅かったの?めずらしいね。寝坊したのかな?」
「いや~、不純な動機で遅れちゃって・・・」
「なに?それ~?」
「じつは・・・AKB48のMちゃんの握手会があって・・・朝から幕張メッセまで行ってたんだ。むふふ。」
「ええええ?????」

Tさん、AKBのMちゃんといえば自分の娘と同じくらいの歳でしょ~~?とびっくり。わざわざ、握手のために千葉くんだりまで・・・。やはりピチピチギャルにはどんなに頑張ったって勝てないんだなあ。私ならいくらだって握手してあげるのに。整理券もなしで・・・ふん。

近所に住んでいるK君も今日はめずらしくお友達とサムタイムに来てくれてた。吉田桂一のピアノの大ファンでもある彼と、先月、池袋で自転車で買い物している時にばったり会ってしまった。

「さっちゃん、普段はすっかり買い物おばさんって感じだよねw。」
「失礼なっ!!!お願いだから、気がついてもしらんぷりしてよ。」
「いや~、普段とライブのギャップがいいんだよ。あはは~。」

そうだ、最初にK君と出会ったのはスポーツクラブのプール・・・恥ずかしい水着姿も見られているんだった(汗)。
本当の事をずばずば言ってくるK君、私と同じ家康的性格に違いない。人の振り見て我が振り直せ。

ふん、この歳になったら怖いものなんて何もないのさ・・・。どうせ、徳川家康ですよ~~~(なんのこっちゃ?Face Bookの人にしかわからないだろうな)。











雨も上がって・・・サムタイム(昼)だ!

2011年11月12日 | ライブとミュージシャンたち
良い天気になってよかったな~。写真の鳥は見たら幸せになる、幻の鳥「ケツァール」。いい日になりますように。

本日は吉田桂一p、永田利樹bとトリオです。

この頃、サムタイムの昼が人気で(ミュージシャンから)なかなかスケジュールとれなくなってます。今日と12月は決まってますが、来年はどうなるのやら・・・。という事で、貴重なサムタイムのお昼、ランチとともにminga3を楽しみにいらしてくださいませ。

14:00開演、お待ちしてま~す!

高校生の為のジャズ講座

2011年11月11日 | ライブとミュージシャンたち
昨夜はぺーぱーむーんでアルゼンチンから里帰り中のT氏と飲んだ。息子のアルゼンチン留学中にいろいろと相談に乗っていただいたのだが、リオ・ガジェゴスはあまりに遠過ぎて実際にはあちらで会うことはできず、ここで初めてご挨拶。ブエノスアイレスの現在の音楽事情などで盛り上がった。来年の密かなツアー計画がこれで少し見えて来たな・・・。Tさん、有り難うございました!


ブエノスアイレスで出会えなかった2人


「高校生活が本当に楽しくて仕方ない!」良い友達にめぐまれて、毎日楽しい高校生活を送っている息子。


本日はそんな息子の通う高校で音楽の授業2コマをいただき、「ジャズ講座」を行った。3日前から寝ずに考えた(嘘)、ジャズの歴史やら授業で話す内容を2ページのプリントにまとめあげた。



<世界にはいろいろな音楽があります。それらは(中略)Jazz、Soul、クラシック、シャンソン、カンツォーネ、などと分けられて来ました。これらは決して孤立して存在するのではなく、互いに影響しあい、融合しながら培われて来たのです。なかでもJazzは時代の影響を受けながら変化し、進化してきた音楽です。Jazz演奏家たちはジャンルに関係なく、あらゆる音楽の良い点を学び自分の中に取り込みながら、新しい音楽を常に求めて演奏しています。同じ演奏は2度とできない自分だけの音楽・・・聴きにきた人と演奏している人、その空気感はその場に居合わせた人たちだけで共有できるものです。その儚さもJazzの魅力の一つだと思います。Jazzを頭で理解しようとするのではなく、心で感じてみてください。>

昼休み後の2時間授業。授業開始のチャイムとともに始めようと気合いを入れて待っていたら、ゾロゾロ集まり出して全員が揃うのに10分ほどかかった。こんなもんなのね・・・w。ざわざわしている中、とりあえず、ご挨拶してからDuoで一曲演奏。ローランドカークのLady's Blues。


「ジャズってどんなイメージを持ってますか?」演奏後に全員に質問してみた。生徒は約30名。

「大人っぽい」「格好いい」「リズムをとるのが難しそう」「自由な感じ」「お洒落」などと言う意見が多数。

他にも「低い音から高い音まで好きなように吹いている」「アフタービートを強調する音楽」「強弱が豊かについている」「黒人の音楽」など、今学期の勉強の成果(2学期はジャズを学習してきたそうだ)とも言えるような答えも飛び出した。

さすが進学校。全員がハキハキと答えてくれ、自由な雰囲気で緑色の髪の毛の男の子もいるのだが(笑)演奏中はみんな熱心に聴いている。さらに「西アフリカの通信手段として使われていた太鼓のリズムなどが・・・・」と、おおざっぱでへたくそなしゃべりで説明した「ジャズの歴史」も真剣に聴いてくれたので一安心。「普段はこんなに静かじゃないんですよ。」と音楽の先生もびっくり。

もっともっと時間が欲しい、ってくらいあっという間に1時間が終わってしまった。結局演奏したのは3曲(と言っても1曲は時間の都合でテーマのみ)。むむむ。「時間があまったらどうするの?」というトシキの心配も不要だった。

そして10分休憩を挟んでいよいよ後半。


休憩中も熱心に質問しにくる生徒(可愛い!)

音楽を選択していない息子も英語の授業を抜けて、後半は参加。さらに息子の友人たちも応援に駆けつけてくれ、他の教科の先生なども加わって教室がいっぱいになった。


授業を抜け出して聴きにきてくれた友人たち

「永田君はお父様、お母様たちのように、将来ミュージシャンとしてサックスを吹いていくそうです。みんなで応援してあげましょう。」

音楽の先生が暖かい言葉で紹介して下さり・・・・照れながらもいきなりバリトンサックスでフリーを吹き始めた息子。私のオリジナル、利樹のオリジナルを交えて4曲演奏。最後は私も2本吹き。やりたい放題の親子・・・。

予定外(?)のアンコールも飛び出して・・・『子供たちをよろしく』を演奏。いやはや、あっという間の2時間だった。楽しかった~~~。


最後はお約束の「感想文を書いて提出してくださいね。」との先生の言葉に素直に従って熱心に書いている生徒たち。本当に良い学校だ。

少しでもジャズの魅力が伝わったなら、と思って行った「高校生の為のジャズ講座」。演奏前とくらべてイキイキとした彼らの明るい表情を見て、今日の成果を確信したのでありました。こんな授業ならどこに喚ばれて行っても喜んでやりたいですね。





スイーツと美潮ちゃん

2011年11月10日 | 家族の日常
心配事があって、ず~~~~っともやもや、鬱々とした気分だったのだが・・・問題解決。そんなわけでPit inn2days後は日記も書く気分になれずにいましたが、やはり心も体も元気が一番ですね!あ~~~、スッキリした~~。心配事があると無性に甘いものが食べたくなるんだなあ(私だけ?)。普段だったら絶対食べない「ペコちゃんのほっぺ」を6個も買ってしまったり、ジャンク菓子をコンビニで買ってみたり・・・(汗)。

そういえば、20年くらい前。昔某楽団のツアーのときに疲れがたまっていたのだろう、あるメンバーの一言にキレそうになった。楽屋で一人泣きそうになっていたら、そのときゲストで一緒だった小川美潮ちゃんが「さっちゃん、こういう時は甘いものを食べるのが一番だよ。」と言って私のためにケーキを買って来てくれたのだった。美潮ちゃんの思いやりにいたく感動して、疲れもイライラもふっとんだ。あれ以来、イライラしたとき、悲しい時、心配事がある時など、無性にスイーツを食べるようになった(気がする)。あのときの美潮ちゃんの優しさ、いつまでも忘れられない。そんな、素敵な美潮ちゃんと来年の226はご一緒します!何年振りだろう、嬉しいなあ。


さて明日は息子の通う都立高校で「生演奏付Jazz講座」を行う。最近、mingaやMAUのライブに来て下さるようになった音楽の先生から「ぜひ、うちの高校生にも生のジャズを聴かせて欲しいのですが」と頼まれていたのだ。今回はバンドで演奏するほどの予算はないので、とりあえず永田利樹と2人で演奏することに。2時間授業なので、後半にはRioも参加してもらうつもり。

2時間もあるので簡単にJazzの歴史なんかも話しちゃおうと企んでいるけれど、果たしてうまくしゃべれるのか???

トシキは「絶対無理、俺には自信がない。」とはやくも諦めムード。この歳までジャズやってきたんだから、自分の経験を織りまぜながらJazzへの思いをぶつけてしゃべればいいじゃん、と私は結構楽観的に考えている・・・。ま、だめだったら最後はドヒャ~~~~!っと演奏してとっとと逃げてくることにしようw。



野獣たちの熱い夜

2011年11月04日 | ライブとミュージシャンたち
昨日はPit inn2日目「Naked MAU」にお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。

mingaと較べて、やはり圧倒的に音量が大きい。そんな中で息子Rioも4月に急遽ピンチヒッターで出た時より遥かに堂々と逞しく演奏してくれたのでホッとしています(苦笑)。

オランダから来日しているRaaf Hekkemaご一行様も喜んでくれていたし、バリトンの吉田隆一君が息子のバリトンを聴きにわざわざ楽器も持って来てくれていて、演奏後に息子にバリトン奏法をいろいろと伝授してくれる姿がなんとも嬉しかったです。感謝。

「俺の下がなかなかいないんですよ。後輩ができて嬉しい。」

息子もいろいろな人たちに支えられて、本当に幸せものだと思う。これからはつぶされないように頑張って行くのだぞ。ははは。

いささかオーバーブローで吹きすぎて、口唇ヘルペスも悪化。血がでてアンジェリーナにはほど遠い顔になってしまったが幸せな2夜が終わって・・・ああ、なんか寂しい。そこに居た人たちとしか共有できない至福の時間。だからライブが面白いのよね。

家に戻ったら、Raafがさっそく私のビデオをアップしていてびっくり。そこに書かれていた言葉・・・「魅惑的な雌虎サックス奏者」だと。は~~~、私は猛獣たちの中でたたずむウサギかと思っていたのに、自分が猛獣だったのか・・・(自覚症状がないところが問題)。



Naked MAUの演奏は今年はこれで最後ですが、今月23日に池袋BEDで「MAU」のライブがあります。Metal guineeとの競演です。アフリカンダンスで盛り上がりましょう!

トップの写真はピットインの提供。

下のmingaの写真は内山繁氏が撮って下さったものです。内山さん、2日間有り難うございました!!そして、本当に2日間来て下さったお客様に心より御礼申し上げます。

minga special



そして、内山さんのブログにNaked MAUの写真もアップされていました。どうぞご覧下さいませ。



mingaの熱い夜

2011年11月03日 | ライブとミュージシャンたち
久しぶりの大儀見元、コスマス・カピッツァ、2パーカッション。いやはやなんとも・・・・素晴らしいの一言。息もぴったりの彼らの上で楽しく遊ばせてもらいました。嬉し~~~~(涙)。そしてそして、会場で一緒に盛り上がってくださった皆様にも感謝いたします。

香織ちゃんのバイオリンとのハーモニーもバッチリ。半分以上が新曲だったのに、ぶっつけで何事もなかったように弾いてしまう・・・さすが、クラシック出身、恐るべし。カナビスも良かったな~。

そして、吉田桂一のピアノもうなりまくっていました。本人は全く知らないだろうけど、ラテンの神様エディ・パルミエリかと思った瞬間も。やはりただものではないピアニストです。本当に本当に素晴らしいメンバーと競演できる幸せをひしひしと感じました。

このメンバーで1月はいよいよmingaの3枚目を制作いたします。どうぞお楽しみに!!(昨日の写真は後ほどここにアップする予定です。)

そして今日はぶっとい音で支えてくれた永田利樹が率いる「Naked MAU」の登場です。

ピットインデビューから半年がたった息子Rioがどれだけ成長したかな・・・。とにかく今日も楽しいライブになる事は間違いありません!踊りながら聴くもよし。アンジェリーナの唇はまだ治ってませんが、あと一踏ん張り! 体力の限界まで吹きまくります。

新宿Pit innでお待ちしておりま~~~す。