Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「エレジー 」

2009-07-08 22:11:11 | 映画
あさってで終わってしまうので、ダッシュで飯田橋へ。何とか上映時間に間に合いました
イギリス出身のベン・キングスレー
とスペインのペネロペ・クルス。
舞台はニューヨークなんだけれど
どことなくしっとりした感じで、
こういう雰囲気、結構好きです。

さてペネロペ・クルスはコンスエラ
役を引き受ける決心がつくまでに
5年も掛かったそうです。実年齢より
も10歳くらい若い、女子大生役は観て
いて違和感がなかったです。
一途に人を愛する、切ない気持ちが伝わってきました。
女性なら誰しも病気とはいえ、乳房を手術で取り去ってしまうのは精神的に辛いものです。
美しいと称賛を浴びていたコンスエラなら尚のこと。デヴィッドが構えるカメラの前で、
目に涙をためながら「裸のマハ」のポーズを取るシーンが印象的でした。

ペネロペ・クルスも良かったけれど、デヴィッドと20年近く、体だけの関係を続ける元教え子の
キャロラインを演じたパトリシア・クラークソンの演技が。「ラースと、その彼女」の
知的な女医さんで名前を覚えました。またスクリーンで見れるのは嬉しい限り。
今回は仕事は成功しているけれど私生活では満たされない、40代女性を木目細やかに表現していたと思います。特にこのシーンから後のところ。
2年前には強く否定していたのにコンスエラとの関係を告白され、長く続いたデヴィッドとの関係の終わりを感じた場面。「自分も老いてきて、最近私を見る目が変わってきた。」とか「友人がネットでデートの相手をセッティングしてもらっている。お金を払えば、月に何回かデートの相手をセッティングしてくれるのだからいいわよね。」って言いながら、寂しそうに涙ぐむところなんか、もう若くない女性の痛みがじんじん感じました。
今まで見送ることなんてしたことがなかったデヴィッドが飛行場まで送るよって、言った時も「いいわよ・・・今更」って呟くんですが、彼女の寂しさがじんわりと伝わってきて。 公式サイト
  
それにしても後半、病室のしんみりしたシーンで後ろの人の携帯電話が鳴ったの
しかも暫く鳴りっ放し。ほんと勘弁して欲しいですよね
頭来て、振り返ってしまったために大事な一瞬を見逃したような気がしています。
あとご夫婦で観に来ていて、ずーっと喋りつづけているケース。
自宅のテレビじゃないんだから。こういう人たちは映画館に来ないで、家で観て欲しいです。
前に書いたか忘れましたが、同じギンレイホールで上映中に携帯電話で喋っている人がいて、
後ろの人が注意していましたけれど、注意されないと気付かないなんて、こういう無神経な人も
遠慮して欲しいものです。
コメント
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