
著者が32歳の終わりから37歳までの5年を
掛けて、毎月1県ずつ出かけて行った旅日記。
というか旅の記録かな。
白浜に行く道中で読みました。
私もひとり旅に出ると時々人目が気になること
もあるので、その辺りは共感出来ました。
でも地元の人と出来るだけ触れ合いたくない、
その土地の美味しいものに興味もない、
見聞を広めようという気もない・・・
そんな彼女に途中からイライラしてきました。
嫌なら行くの止めたらいいのに

読んでいて疲れちゃう内容なんですが、文体はどこまでもゆるーい感じ。
まあ、人それぞれ、旅の楽しみ方があるってことなんでしょう。
私も47都道府県を回る旅をしてみたいなあ~と題名に引かれて手にしましたが、
あくまで「ただ行ってみるだけ」のひとり旅の記録でした。
各都道府県で使った交通費や食費の記載は参考になったし、文章よりもそこに書かれている
数字からの方がより旅の様子が想像出来て、それが意外と楽しかったです。
私だったら、その土地ならではのものを食べたり、著者と違って魚貝類が大好きなので、
行った先でお寿司三昧になることも考えられ、もっと費用掛かるんだろうなあ。。。

読み終えた後に、行ったことの無いと思われる都道府県を挙げてみました。
岩手・山形・新潟・茨城・鳥取・徳島・高知・佐賀・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
まだまだ知らないことだらけです。だから面白い

日帰りや1泊2日で私も気軽に出かけてみたいなって思います。