Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「クラウド アトラス」

2013-04-02 22:50:05 | 映画
知り合いに誘われて、2月27日試写会にて鑑賞しました。

上映時間が2時間50分とかなり長いです。
その人の人生は過去から未来へとつながっていて、死は終わりではなく次への扉が開く
という、輪廻転生のような東洋っぽい考えが根底に流れている話で、それに合わせて
同じ俳優が変装して何役もこなして様々な時代設定に登場します。
エンディングでどの人がどんな役をやっていたのか、種明かしされるんですけれど
トム・ハンクスはメイクや変装をしてもすぐ分かりましたが、人食い種族に扮した
ヒュー・グラントや島の住民の周迅には気づきませんでした。
出演者たちは特殊メイクをしてチョイ役を演じて、作り手側が楽しんでいるだろうな
と思うのですが、見ている方は途中でこんがらがって大変です

人間の欲や弱肉強食の社会、奴隷制度だったり、民族や領土を巡る争いなど、人間が
歩んできた歴史や宗教観。いろんなものが混ぜ合わさっていて、自分の中で上手く
消化しきれていません。評価が両極端に分かれる作品かと思います。

見ていて怖かったのが、ソンミ(ペ・ドゥナ)とルナ(周迅)が
登場する全体主義体制の未来社会。ソンミもルナも労働力として作られたクローン人間で、
お勤めの期間を過ぎると自由を得て外界へ旅立っていきます。ソンミもその日を心待ちに
していましたが、ある驚愕の事実を目にしたことで知り、革命家として立ち上がり、後の
世に女神ソンミとして崇められるようになります。
ペ・ドゥナは「子猫をお願い」で知りました。2004年に日本で公開になった時にも渋谷へ
見に行ったんだよなあ。「威風堂々な彼女」や「サムデイ」、「ドラゴン桜〈韓国版〉」
のドラマや日本映画にも出演していて、元々個性的な印象でしたが、ここでも無機質な
感じが出ていたような気がします。

公式サイト
コメント
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