大学を中心に発展した文化都市、コインブラ。
政治のリスボン、商業のポルトに次ぐポルトガル第3の都市です。
コインブラに初めて大学が置かれたのは1308年。
ディニス王によって1290年にリスボンに創立された大学が
コインブラに移転されたことに始まります。
その後もリスボンに戻ったりしたようですが、1537年に
コインブラに落ち着きました。
パリ、ボローニャ、サラマンカに並ぶヨーロッパでの古い
大学で、1911年リスボン大学が設立されるまでは国内第一
の学術の中心地だったそうです。
←『無情の門』と呼ばれる鉄の門をくぐると中庭に出ます。
正面右側に見えるのは、学生たちが
カブラ(山羊)と呼ぶ時計塔。
18世紀に建造されたもので、大学の
シンボルになっているそうです。
大学の創立者ディニス王とジョアン
3世の像が建ち、三方を古い建物が
取り囲んでいます。
時計台に向かって一番端にあるの
が、ジョアン5世治下の1724年に建て
られたジョアニア図書館です。
写真右手がジョアニア図書館で、チ
ケットに記された時刻に見学します。
ターリャ・ドゥラーダと呼ばれる(金泥
細工)による装飾や調度品が華麗で
素晴らしく、見応えがありました。
残念ながら室内は撮影禁止でした。
旧大学のホームページにある動画で
内部の様子をご覧下さい。
Biblioteca Joanina![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_osusume.gif)
蔵書は30万冊に及び、鉄の門手前にある総合図書館で借りられるそうです
。
本棚のところどころに箱のようなものが入っていました。貸出中の本なんだそうです。
大学は丘の上にあります。
今回はツアーだったのでバスで丘の
上まで来ましたが、個人旅行なら駅
から市バスに乗るか、5月8日広場の
近くにあるエレベーターを利用した
かも知れません。
もやがかかっていていますが、
良い眺めでした。
ジョアニア図書館の右側にある
礼拝堂(Capela de São Miguel)
↑動画あり も見学しました。その頃
には、すっかり晴れ渡っていました。
モンドゴ川を挟んで向こう側に見える
オレンジ色の屋根に白い壁の細長い
建物は新サンタ・クララ修道院です。
コインブラの守護聖人である
イザベラ王妃の棺が納められている
そうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/ed/e346ca2a2099c2428917fc088cfa36ed.jpg)
正面はラテン回廊(Via Latina)と呼
ばれていて、かつてはラテン語を話
すことが義務付けられていたとか。
回廊からは帽子の間に入ることが
できます。17世紀に作られた宮廷の
広間で、壁にはポルトガル歴代の
国王の肖像が掛かっています。
ここは見学しなかったので、動画で
内部の様子をを見てみました。
⇒Salas dos Capelos
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/7d/65008d79a7846649b5358bb471d1e5ae.jpg)
人が立っている辺りに『無情の門』と呼ばれる鉄の門Porta Férreaが
見えます。
ポルトガルでは石畳の舗装をよく見かけました。
色の違う石を使ってモザイク模様にしてあるところも多く、
行く先々で写真に収めておけば良かったなあと帰国してから
思いました。これは鉄の門の手前、総合図書館などのある
通りのものです。
アスファルトと違って趣があって、目を楽しませてくれます。
でも歩くと足にきて疲れるし、そもそも小さな石を隙間なく
敷き詰めるのも大変そう、気が遠くなるような作業ですね
。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/94/08518575c1bd62a954dd66c324f447a4.jpg)
旧大学を見学した後、丘を下って
行きました。
途中で見かけた空き家の壁。
れんがの壁と思っていたけれど、
中は空洞になっているんですね。
音が響いたりしないのかな?
これはこれで、何か意味があるの
かも知れませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/6c/709cc3ed42de16733b207d28f79c4392.jpg)
路地を下っていると旧カテドラルが見えてきました。
アフォンソ・エンリケスによって1162年に建立された、
ロマネスク様式の教会です。かつて内部にはスペインの
セビーリャから運ばれたイスパノ・アラブのタイルが
覆われていたそうですが、現在はほんの一部しか残って
いないんだそうです。
レコンキスタの時代には要塞を兼ねていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/47/327490fc6c5838d9cc3b6336106a26f1.jpg)
入り組んだ細い道。
ムーア人が支配した頃の名残なのでしょうか。
情緒があって散策を楽しめました。
道の両側のお店も開いていたら、ウィンドウショッピング
しながら、もっと楽しめたのにな。
あいにく日曜日でどこも閉まっていました。
かつて町を囲っていた城壁の入口のひとつだったアルメディーナ門。
敵の侵入を防ぐため、上の穴から石を落としたり、油を流したりしたそうです。
これもイスラム時代のものですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/9f/285f2e9de849ba2a83e9fca8f48fede2.jpg)
普段は人で賑わっているんでしょうが、日曜日で誰もいない
商店やカフェが並ぶメインストリート。
一斉にお店が閉まってしまうのは不便である一方で、
ガラス越しにお店を見て歩くのもいいのかなと思いました。
じっくり自分の買いたいものを吟味できて、衝動買いが
減らせそうな気がしました。
14世紀以降、大学として使われているアルタ地区と
16~20世紀にキャンパスが置かれたソフィア地区は
2013年世界遺産に登録されました。
政治のリスボン、商業のポルトに次ぐポルトガル第3の都市です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/77/c5197ab1abb007f2aa2f80929b7a29ab.jpg)
ディニス王によって1290年にリスボンに創立された大学が
コインブラに移転されたことに始まります。
その後もリスボンに戻ったりしたようですが、1537年に
コインブラに落ち着きました。
パリ、ボローニャ、サラマンカに並ぶヨーロッパでの古い
大学で、1911年リスボン大学が設立されるまでは国内第一
の学術の中心地だったそうです。
←『無情の門』と呼ばれる鉄の門をくぐると中庭に出ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/3a/a45d70e52e547a61cfb324dc6cf09bc4.jpg)
カブラ(山羊)と呼ぶ時計塔。
18世紀に建造されたもので、大学の
シンボルになっているそうです。
大学の創立者ディニス王とジョアン
3世の像が建ち、三方を古い建物が
取り囲んでいます。
時計台に向かって一番端にあるの
が、ジョアン5世治下の1724年に建て
られたジョアニア図書館です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/7e/f8da2c0f0d7cd29d667f640953194ad6.jpg)
ケットに記された時刻に見学します。
ターリャ・ドゥラーダと呼ばれる(金泥
細工)による装飾や調度品が華麗で
素晴らしく、見応えがありました。
残念ながら室内は撮影禁止でした。
旧大学のホームページにある動画で
内部の様子をご覧下さい。
Biblioteca Joanina
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_osusume.gif)
蔵書は30万冊に及び、鉄の門手前にある総合図書館で借りられるそうです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
本棚のところどころに箱のようなものが入っていました。貸出中の本なんだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/13/37f211c63a3a014e37dc996b012eacd2.jpg)
今回はツアーだったのでバスで丘の
上まで来ましたが、個人旅行なら駅
から市バスに乗るか、5月8日広場の
近くにあるエレベーターを利用した
かも知れません。
もやがかかっていていますが、
良い眺めでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/89/1fc77f60ad9f792ec5a59047ea890848.jpg)
礼拝堂(Capela de São Miguel)
↑動画あり も見学しました。その頃
には、すっかり晴れ渡っていました。
モンドゴ川を挟んで向こう側に見える
オレンジ色の屋根に白い壁の細長い
建物は新サンタ・クララ修道院です。
コインブラの守護聖人である
イザベラ王妃の棺が納められている
そうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/ed/e346ca2a2099c2428917fc088cfa36ed.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c4/24aedd967a67e05e3c93c2206dc82d26.jpg)
ばれていて、かつてはラテン語を話
すことが義務付けられていたとか。
回廊からは帽子の間に入ることが
できます。17世紀に作られた宮廷の
広間で、壁にはポルトガル歴代の
国王の肖像が掛かっています。
ここは見学しなかったので、動画で
内部の様子をを見てみました。
⇒Salas dos Capelos
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/7d/65008d79a7846649b5358bb471d1e5ae.jpg)
人が立っている辺りに『無情の門』と呼ばれる鉄の門Porta Férreaが
見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/f0/0d7c159f139dcb66dbdbf97d89cf5765.jpg)
色の違う石を使ってモザイク模様にしてあるところも多く、
行く先々で写真に収めておけば良かったなあと帰国してから
思いました。これは鉄の門の手前、総合図書館などのある
通りのものです。
アスファルトと違って趣があって、目を楽しませてくれます。
でも歩くと足にきて疲れるし、そもそも小さな石を隙間なく
敷き詰めるのも大変そう、気が遠くなるような作業ですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/94/08518575c1bd62a954dd66c324f447a4.jpg)
旧大学を見学した後、丘を下って
行きました。
途中で見かけた空き家の壁。
れんがの壁と思っていたけれど、
中は空洞になっているんですね。
音が響いたりしないのかな?
これはこれで、何か意味があるの
かも知れませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/6c/709cc3ed42de16733b207d28f79c4392.jpg)
路地を下っていると旧カテドラルが見えてきました。
アフォンソ・エンリケスによって1162年に建立された、
ロマネスク様式の教会です。かつて内部にはスペインの
セビーリャから運ばれたイスパノ・アラブのタイルが
覆われていたそうですが、現在はほんの一部しか残って
いないんだそうです。
レコンキスタの時代には要塞を兼ねていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/47/327490fc6c5838d9cc3b6336106a26f1.jpg)
入り組んだ細い道。
ムーア人が支配した頃の名残なのでしょうか。
情緒があって散策を楽しめました。
道の両側のお店も開いていたら、ウィンドウショッピング
しながら、もっと楽しめたのにな。
あいにく日曜日でどこも閉まっていました。
かつて町を囲っていた城壁の入口のひとつだったアルメディーナ門。
敵の侵入を防ぐため、上の穴から石を落としたり、油を流したりしたそうです。
これもイスラム時代のものですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/7c/91c92a6e4eaf8d834fc6baac6dec8c9d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/9f/285f2e9de849ba2a83e9fca8f48fede2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/17/c851921fc2c1869e8f269fbb9c39bdb5.jpg)
商店やカフェが並ぶメインストリート。
一斉にお店が閉まってしまうのは不便である一方で、
ガラス越しにお店を見て歩くのもいいのかなと思いました。
じっくり自分の買いたいものを吟味できて、衝動買いが
減らせそうな気がしました。
14世紀以降、大学として使われているアルタ地区と
16~20世紀にキャンパスが置かれたソフィア地区は
2013年世界遺産に登録されました。