会場入り口には所狭しと出演者への花が飾られているせいか、ほのかに花の香りが
漂っていました。入り口正面には「ニューブレイン」で共演した樹里さんから畠中さんや
石丸さん、それぞれへの花が置かれていましたし、井上芳雄さんからもありましたね。
開演までの時間、壁に沿って飾られているお花を見て歩きました。
出演者たちの交友関係を垣間見るようで面白かったです。
PARCO劇場も初めてだし、宮本亜門
演出の舞台を観るのも初めて。
チケットを取ってからというもの、
この日が来るのを指折り数えて、
待っていました。(
5/1、
6/26の記事)
ジョージが頭の中にイメージした構図
やキャンバスに向かって描いている
ものが舞台の壁に写し出されるので、
一瞬にして彼の絵の世界に引き込ま
れる感じでした。「アニエールの水浴」の絵の使い方や製作中の「グランジャット島の
日曜の午後」に取り掛かっている時の絵の見せ方などが非常に良かったと思います。
また2幕目で孫のジョージがパーティー出席者とのやり取りで、内面の自分と社交上の
顔の2つをスクリーンを使って表しているところもなかなか上手いなあと。
舞台美術も絵同様に木々も点描だし、こちら→(
画像)のように舞台で絵の再現も映像と調和していました。
名画からインスパイアされ誕生した傑作ミュージカルが開幕
石丸幹二、「ニューブレイン」よりもスリムになったような気がするのは気のせいかしら?
一幕目では絵を描くことにすべてを注ぎ、キャンバスに向かう姿は狂気めいたものさえ
感じさせる様子を熱演していました。
二幕目では、ぽーんと客席に下りてくる場面があって、一列違いなら私の目の前に
立ってくれたのに。。。チケット取った時は、前から2列目、Y-13の席は
舞台から近すぎるかな、と思ったのですが、意外とそうでもなかったです。
若々しい青年ぽさが健在の石丸幹ニを間近で見られて、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
なひと時でした。
グランジャット島を訪れたジョージは祖母マリーからもらった赤い小さい本を手に取り、
その本の裏に書いてあるドットのメモを読んでいるとドットが現れ・・・
進む方向を模索しているジョージが曾祖父のジョージが持っていたビジョンを手がかりに
進むべき道を見出していくところで、ジョージがうっすら涙を目に浮かべる場面があって、
この涙を見た時には、ほんと前方の席でよかったなって思いました。
つられてウルウル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
しそうになりましたもん。
劇団四季退団後、色んな活動を通して色々な姿を見せてくれるのは嬉しいけれど、
目が慣れないせいか、やっぱり役のイメージが違うかなあ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_cry.gif)
って感じることも。
次の「
コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ」に期待したいです。
12月25~28日までは「
兵士の物語」だし、チケット発売日を忘れずにメモしなくっちゃ。
そういえば休憩時間に安蘭けいさんらしき方をお見かけしました。
関西弁の話し方やあの姿は、4月に
退団公演を観に行った、あの元星組トップの安蘭けいさん
だと思うんだけれど。。。ファンの友人が一緒でなかったため確認出来なかったのが残念です。
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石丸幹二、次回作は「今の自分の心情にとても合っている」
主人公であるジョルジュ・スーラ(ジョージ)と、そのひ孫の2役を演じるのが石丸幹二。劇団四季を退団し、俳優活動を再開させた石丸は今もっとも動向が注目される俳優のひとりだ。「今の年齢だからできることにチャレンジしたいと思っていました。ジョージは壁にぶちあたったり、自分を見つめたりするキャラクター。自分の今の心情ととても合っています。ソンドハイムを歌うのも、宮本さんの演出も、PARCO劇場も初めて。初めてづくしですが、“真っ白”の状態で果敢に挑戦したいです」と笑顔で話した。