歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

ジャクソン・ブラウンと夏の日。

2015-07-27 | 音楽

正直に言えば、

「ジャクソン・ブラウン」のことは詳しくなかった。

ホント、名前ぐらいは知っていたけれど、何度も繰り返し聴いた記憶はない。

俗にいう、ウェストコーストサウンズ。

ヒッピーとフリーセックスとLSD。

平和と自由。

LOVE&PEACE。

みんな揃って解放されたがっていた。

 

そのころの僕は高校生で、

みんな、何から解放されたいんだろう?

正直に言えばそんな気持ちだった。

だって、なんだかんだ、そのころ自由だった。

好きな女の子もいたし、勉強しなくても怒られないし、

好きなところへは、誰に断ることもなく出かけて行けた。

とても、自由だった。

だから、不自由になりたかった。

黒人に生まれて、差別抑圧されて、親は頑固者で

暴力をふるうアルチュー・・・・・

まるで正反対な状況だったんだ。

 

あれから45年の月日が流れ、歳を重ねた。

たまたま、アマチュアバンドの知り合いが増え始め、

お義理でつきあったライブに彼らは出演していた。

トリビュートバンド。多分、とても好きなバンドがあって、あこがれと称賛の意味を込めて

彼らの曲をマネすることを言うのだろう・・・・

コピーバンドとはちょっと違うようだ。

「Late For The Skay」

ジャクソン・ブラウンの大ヒット曲。

この曲く゛らいは知っていた。

その曲名をそのままにバンド名にしている。

 

歳のころなら55歳を少し超えたあたりのリーダー「S」。

ジャクソン・ブラウンのみならず、ドゥビー・ブラザース、イーグルス、オールマンブラザース・・・・

好きでたまらないが凝縮されている。

 

ネットで声をかけたメンバーはそれぞれが若く、音楽の趣向としては世代が違いそうではあるけれど

初めての練習には個々人のパートはほぼ完ぺきだったようだ。

そんな彼らをまとめ上げ、ステージを用意して数か月が経過。

 

しかし、急造のバンドは長くは続かないのだろうか・・・・

ラストライブのお誘いが舞い込んだ。

 

 

神田の駅近くのライブハウスへ足を運んだ。

30人も入れば満杯のライブハウス。

「S」さんは心なしか疲れがにじんでたけれど、30曲は演奏したんじゃないかな。

寂しさがにじんでいた。その歌声にね。

生まれた処、故郷に帰るんだ。

 

それはアメリカ西海岸であって欲しかった。

でも、違った。

 

友よまた会おう。