みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

柳沢有紀夫 『日本語でどづぞ』

2007年11月02日 | 本・マンガ
 この本は海外の看板や商品に書いてある日本語の誤植などを紹介しています。この手のネタは好きですが、これが海外の日本語となると、「なぜこういう間違いを起こしてしまうのか。」という原因を考えてしまいます(笑)私がこの本を手に取ってしまったのは表紙にやられたからです。

 「エしペーターでー階へどラぞ」

 外国人日本語学習者を悩ませること・・・・それは日本語はひらがな、カタカナ、漢字に加えてローマ字まであること。難しいですよね。カタカナの「レ」とひらがなの「し」などのような似た字を間違えたものとか、意味の誤訳など、なんとなく分かるというものもあれば、まったくもって意味不明なものも。

 ここでは詳しいネタを書くのはやめます。回し者ではないですが、実際に読んだときの感動が薄れるので(笑)

 が、日本人も笑ってはいられません。同じような「英語」の間違いをしているからです。それを「Engrish」というらしいです。
 私は、英文が書いてあるようなTシャツを着るのは躊躇してしまいます(笑)なぜなら、以前私のTシャツを見たアメリカ人の英語の先生に、「それ、何の意味か分からない。」と言われたことがあるんで(苦笑)あとその先生の授業で「I LOVE YOU」と書いてあるTシャツを着ていたクラスメイトは先生に真顔で「I LOVE YOU」と言われて(というか読まれたんですが・笑)おかしかった覚えが(笑)確かに「愛してます」って日本語が書いてあるTシャツを着ている人を見たらおかしいわ。まあ、お互い様?というところでしょうか・・・・。

林望 『これならわかる、能の面白さ』

2007年11月02日 | 本・マンガ
 この本は、これから能を見てみようとするまったくの初心者向けではないと思いました。少し知識があったほうが楽しく読めると思います。自分も、お能の世界はまだまだ・・・なんですが、面白く読めました。能の代表曲を何曲か取り上げてそれについての解説があります。著者はご自身も能の稽古をしていらっしゃるので、謡い方などからのアプローチもありなかなかおもしろかったです。

 『船弁慶』の後シテの知盛は、なぜあれほどの人なのに怨霊になったのか・・・。これは、自分も不思議に思っていたのですが、少しは納得できたでしょうか・・・。詳しいことは書けませんが。
 

 森田拾史郎さんの写真(白黒ですが)も多数あるので、そちらも楽しめます。