みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

劇団四季 『エビータ』

2007年11月25日 | ミュージカル
 11月25日マチネ公演、静岡市民文化会館中ホール2階9列中央にて観劇。来週木曜には地元公演もありますが、日程の都合がつかないのもあるので静岡市公演のチケットを取りました。『エビータ』は、マドンナ主演の映画版を見た以来です・・・。あとは四季のCD版を聴いたことがあるくらいですね。東京公演も見に行きたかったんですけど、機会を逸してしまったので、今回の全国ツアーはなんとしても!と思っていました。最近は四季には少し・・・・なところもあったりしたのですが、今日は久々に大満足!!!!な四季でした。歌がうまい人ばかりでしたし、久々に文句のつけよがないというか、まったく不満に思わなかったカンパニーでございました。主役級の人は知っている役者さんばかりですが、しばらくまじめに見ていないと・・・誰?という人が多いです(苦笑)
 やはりロイドウェバー作品の音楽の良さも魅力のひとつ。まあ、惜しいことは・・・音響がもう少しよければいいのになぁ・・・・と思いましたが・・・。途中でマイクの雑音が聞こえてきたし・・・・。


 同じロイドウェバー作品の『オペラ座の怪人』も映画化されましたが、オペラ座の映画を見たときはは「舞台と同じだ~!」と思いましたが、今日は映画の方を先に見ているので「映画と同じだ~」と(苦笑)英語と日本語の違いはありますが。ただ「Don't cry for me Argentina」は一番好きなんですが、訳がなぁ・・・・(^^;。仕方ないんですけど・・・。エバとペロンが出会うところなどはとてもロマンチックな旋律ですし、雰囲気があるシーンでした。一幕最後の「ニュー・アルゼンチーナ」は迫力があり、とてもよかったです!!!
 ロイドウェバー作品の手法・・同じ旋律の繰り返し・・・この作品でもとても印象的でした・・・。舞台セットも印象的でした。2階からですと、舞台の使い方がよく見えたので面白かったです。

 タイトルロールの井上智恵さんは、今まで見た智恵さんの役の中で一番良かったと思いましたし、一番素敵でした!!!歌声がとても素敵ですし、存在感もあります。マドンナに負けず劣らず強かで、男を踏み台にし・・・・パワフルすぎるけれど、どこか悲しい女性でした。聖女なのか、娼婦なのか?!どちらでもあるのか?!と思いましたが・・・。どちらなのか?!

 ペロンの渋谷さんはとても渋く素敵でした。チェの金田さんは初めて見た役者さんです。金田さんとてもよかったです!!!今回が初見ですので他の方とは写真のみでの比較ですが、風貌も一番チェ・ゲバラっぽいような気がしました。声量もあり、歌もうまかったし・・・。何よりも狂言回しとしてのキャラと存在感ががって・・・よかったです!!!!一緒に観劇した友人たちの間でも一番好評でした。これからの要チェック人物となりました(笑)
 でも・・・・芝さんのチェも・・・・佐野さんのチェもペロンも見たい・・・・(笑)

 カーテンコールの最後はチェ締め?!がありました。友達ともタガー締めみたいだよねって。調べると、かなり恒例なのですね・・・チェ締め(笑)

 本当・・・何度も書きますが、久々に大満足した四季の舞台でした機会があったら『エビータ』また見たいです!!!まずはマドンナの映画版を久しぶりに見てみようかなぁ・・・。

11月25日マチネ、主なキャスト
エビータ:井上智恵  チェ:金田俊英  ペロン:渋谷智也 
マガルディ:内田圭  ミストレス:久居史子
 

名所絵の世界

2007年11月25日 | アート・イベント
 25日、劇団四季『エビータ』を静岡に見に行くついでに、静岡県立美術館名所絵の世界へ行ってきました。美術館の周りは紅葉がちょうどよい感じでした

 別の日にも行ってもよかったのかもしれませんが、雪舟の「天橋立図」(京都国立博物館所蔵)がちょうどこの日までの展示ということでしたので、この機会に・・・ということで行ってきました。主に室町から江戸後期にかけて制作された、日本各地や地元の富士山などの名所絵の展示です。

 名所というだけあって、松島、天橋立、厳島神社を題材にした作品が多かったです。ほとんどが屏風なので、少し離れたところから見たりしたかったのですが、さすがに日曜日ですので混雑しています・・・。なので、作品を見るのも一苦労(苦笑)
 あと、地元の富士山や三保松原などを題材にした絵をテーマにしたコーナーも。三保松原は・・・三保の松原と富士山あり・・・・まさに能『羽衣』の世界!!!先週の羽衣の感動がよみがえりました(笑)
 富士山はやはり、絵になる山ですね・・・。高校時代、美術の授業で水墨画の真似事をしましたが、やはり富士山を描きましたもん(笑)

 地元だけでなく、京の名所など、行ったことがある場所のものは昔の姿を絵を通して想像したり、今も変わらないところを実感できたりしました。

 色鮮やかな絵はもちろんですが、墨のみで描かれるものもとてもすごいと思いました。黒しか使っていないのに、嵐山の桜が見事に表現されていり・・・・。奥深いなと思いました。


 来月末から来年3月いっぱいまで、県立美術館では「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」があります。これは行かねば!!チラシを見ていたら「館内音楽・音楽監修タケカワユキヒデ」とありました。友人と「ガンダーラ♪が流れるのかな?」と話していました(笑)