肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

北海道キャラバン 薬害根絶デーin札幌 参加

2010年08月23日 | 肝炎救済に関連して

8月22日は午前中薬害肝炎の方が中心となって、B型肝炎訴訟、患者会の人たちに声をかけてくれて、30名以上の人が集まってくれました。お互いの求める内容は少しずつ違うところはあるけど、共通の部分がとても重要だと聞いていて思いました。もちろん、各々の肝炎患者さんの一番望ましい道をすすめるようにどの問題もしっかりと国民に理解して貰えるよう、引続き頑張って行かないとなと思いました。
私も、医療講演を30分ほどしてきました。B型肝炎で核酸アナログ製剤を飲みながら治ってきた人やインターフェロンが少なくても治ってきてる人などの実例を紹介して、患者さんにあった治療法でいいことが起こる可能性が十分あることを伝えてきました。参加して話が聞けてよかったと言ってもらえて私もうれしくなりました。

第3回は10月16日土に札幌で行うって事で、一人でも多くの方が不安を軽減できる機会になっていますので、是非参加してみてくださいね。
写真は、講演風景です。歌の時間に入ったところ。

その後、1時からは別の記事にしていますが、北海道肝炎患者対策協議会の立ち上げを行いました。

午後3時から薬害根絶デーin札幌ってことで、根絶デー自体は24日に東京で行われますが、先に札幌で集会が行われました。地元の被害にあった方々の話を聞くことで、本当にその対応、救済は急がれるべきなのだなということが伝わってきます。過去のこととして忘れ去られていくことなく、解決したと言われるあとの本当に長い経過を理解して対応する対策が必要で、担当者が変わることでどんどん対策がないがしろにされていくような印象さえ受けることが多いのだなと思いました。
薬害の内容は薬によって、どの時点で対策がとられるべきであったかが違いますが、利益を受ける会社や関係者の都合のよい情報が多く提供される中、いかに中立な情報を得ていくことができるのか、自分が当時の状況でいたならどうできただろうと考えさせられました。中立の機関がしっかり評価できる体制の確立も大切なことだなと思いました。

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北海道肝炎患者対策協議会立ち上がりました

2010年08月23日 | 肝炎救済に関連して
2010年8月22日日曜日午後1時15分から集会をおこない30分決意表明をしました。川上さん(写真の左下)はいくつもの会のとりまとめをしていますが、方向性が同じ仲間を是非まとめていって欲しいです。私たちも一緒にがんばれたらと思います。
午前中の交流会から、残ってくれて、参加してくれた方もいてくれて、感謝です。

地元HBCテレビでは設立集会の様子が放映されました。
http://news.hbc.jp/08221801.html

北海道肝炎患者対策協議会(北肝協)設立 アピール
2010年8月22日 北海道肝炎患者対策協議会会長 川上 博史

現在、道内には10万人以上のC型、B型肝炎の患者がいるといわれています。

そして多くの肝炎患者さんの高齢化が進んでおり、患者さんの救済は命の時間との闘いです。また肝炎患者は肝がん発病という死の恐怖にさらされるうえ、高額な治療費が家計を圧迫し、差別と偏見の中での生活を強いられています。

北海道においては、肝炎対策基本法が制定され、ウイルス性肝炎進行防止対策のおかげで、ウイルス性肝炎患者の療養に格段の配慮がされています。しかし、国や自治体の責任で広がった病気に対して、被害者である患者とその家族に負担がある現状はいまだ続いています。

北海道内の全ての肝炎患者を救いたい。薬害、輸血、医療機関での注射器感染、予防接種などで感染した多くの肝炎感染患者を救いたい。
そのような想いで北海道肝炎患者対策協議会を設立しました。

私たち、患者、家族、支援者は、被害者である患者、家族のみなさんが、少しでも安心して暮らしていけるよう、医療費や社会保障の充実を求めて、以下の目標を定めて活動していく協議会にします。


北海道肝炎患者対策協議会 活動目的
 肝炎対策基本法の精神に基づき、北海道の肝炎患者にとって理想的な療養環境の実現を目指すとともに、全国の関係者、医療従事者と協力し全肝炎患者が精神的・経済的に個人的負担のない療養生活を続けることができる体制の実現を目的とする。

ちなみに、北海道の肝炎対策協議会とは別組織なのでちょっとややこしいかなと思ったりします。
 

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札幌市南区 藤野 医療講演終了 20名参加

2010年08月23日 | 医療講演やイベント

8月19日札幌市南区の藤野で医療講演をしてきました。65才以上と言うことでインターフェロンをしない方がいいと説明を受けている方がいました。検討できるかは合併症の有無も調べて検討する必要がありますが、できるといいのだろうと思われます。

写真はポスターと当日の風景を合成したものです。暑い中みんな熱心に聞いてくれてありがたいですね。