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C型肝炎ウイルス感染症にエプクルーサ配合錠発売に
2019年2月26日発売となりました。
C型肝炎ウイルスによる非代償性肝硬変の方に使えるDAAとして待ちに待った薬です。
そして、耐性ウイルスある方にも現在二本で保険適応となっている一番効果のある薬と言えます。
多くの方を救ってくれること願っています。2019.2.26作成 2.28追記 3.29追記
提供元:ケアネット 公開日:2019/02/26
ギリアド・サイエンシズ株式会社は、非代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の成人患者、および直接作用型抗ウイルス療法(DAA)の前治療歴を有する慢性肝炎又は代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の患者に対する
1 日 1回投与の治療薬「エプクルーサ配合錠」(一般名:ソホスブビル/ベルパタスビル)を2月26日に発売する。
本剤は、核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害剤ソホスブビル(商品名:ソバルディ、2015年3月承認)とNS5A阻害作用を有する新有効成分ベルパタスビルを含有する新規配合剤。日本における非代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の成人患者に対する最初の治療薬であり、また難治性患者に対して新たな治療選択肢を提供できることとなる。
<エプクルーサ配合錠の概要>
●効能・効果
前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
●用法・用量
1. 前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
リバビリンとの併用において、通常、成人には、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg 及びベルパタスビルとして100mg)を24週間経口投与する。
2. C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
通常、成人には、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を12週間経口投与する。
●発売日
2019年2月26日
●薬価
1錠 60,154.50円
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2019.2.26処方 当日内服5.21まで
1例目 57才男性 2b型 高ウイルス量 非代償期肝硬変脳症にてアミノレバン週3回点滴入退院繰り返しの方
二日経過、ビリルビン2台から1台へ 副作用は無さそう
4週後 1.2未満検出せず ビリルビン2前後から1.4まで低下
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二日経過 この間DAAで倦怠感出ていたが今回は無いとのこと
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