うつ病や不安症の予防に有効な飲み物を年齢別に分析した論文をケアネットさんでアップしていました。
60才未満では人工甘味料を用いた飲料の方が普通に砂糖などを使う飲料よりうつ病のリスク上昇と関連していて、純粋な果物/野菜ジュースまたはコーヒーに変更するとリスクが軽減するという結果。
60歳以上では、純粋な果物/野菜ジュースまたはコーヒーの摂取が多いほどうつ病および不安症のリスクの低下が認められたというもの。この研究では人工的なものより自然に近い方が体にはいいようだと言うことになるかなと思いました。
以下ケアネットさんから
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59904?utm_source=m1&utm_medium=email&utm_campaign=2025010200
うつ病や不安症の予防に有効な飲み物を年齢別に分析
提供元:ケアネット 公開日:2025/01/09
メンタルヘルスには食習慣が関連しており、独立したリスク因子であることが示唆されている。しかし、飲料摂取とメンタルヘルスとの関連を年齢別に評価したエビデンスは限られている。中国・温州医科大学のJiali Xie氏らは、6種類の飲料とうつ病および不安症との関連を推定するため、UKバイオバンクのデータを用いて検討を行った。Journal of Affective Disorders誌2025年2月15日号の報告。
食事に関するアンケートを1回以上回答したベースライン時にうつ病および不安症でなかった参加者18万8,355人をUKバイオバンクデータより抽出した。分析には、Cox比例ハザードモデルおよび置換分析を用いた。
主な結果は以下のとおり。
・平均フォローアップ期間11.15年の間にうつ病を発症した参加者は5,884例(3.12%)、不安症を発症した参加者は6,445例(3.42%)であった。
・60歳未満では、1日1杯以上の砂糖入り飲料(ハザード比[HR]:1.14、95%信頼区間[CI]:1.02〜1.28)および人工甘味料入り飲料(HR:1.23、95%CI:1.09〜1.38)の摂取は、うつ病リスク上昇と関連していた。
・一方、純粋な果物/野菜ジュース(HR:0.81、95%CI:0.72〜0.92)およびコーヒー(HR:0.88、95%CI:0.81〜0.96)の摂取は、うつ病リスク低下と関連していた。
・60歳以上では、純粋な果物/野菜ジュースおよびコーヒーの摂取量が多いほど、うつ病および不安症リスクの低下が認められた。
・60歳未満では、砂糖入り飲料を純粋な果物/野菜ジュースまたはコーヒーに変更すると、うつ病および不安症リスクが軽減し、60歳以上では、ミルクを純粋な果物/野菜ジュースまたはコーヒーに変更すると、うつ病および不安症リスクが軽減した。
著者らは「飲料とうつ病および不安症との関係は、年齢により異なることが示唆された、メンタルヘルスのリスク軽減において、慎重な飲料選択が重要であろう」と結論付けている。
(鷹野 敦夫)
原著論文はこちら
Xie J, et al. J Affect Disord. 2025;371:224-233.
最新の画像[もっと見る]
- 肝臓クリニックニュース93号1月号 3時間前
- 肝臓クリニックニュース93号1月号 3時間前
- うつ病や不安症の予防に有効な飲み物を年齢別に分析 ケアネットさんから 1日前
- しめ飾り どんと焼に 2日前
- しめ飾り どんと焼に 2日前
- 今週のお花一眼レフバージョンブログアップ版です。スタッフ撮影です。 2日前
- 今週のお花一眼レフバージョンブログアップ版です。スタッフ撮影です。 2日前
- 今週のお花一眼レフバージョンブログアップ版です。スタッフ撮影です。 2日前
- 今週のお花一眼レフバージョンブログアップ版です。スタッフ撮影です。 2日前
- 今週のお花一眼レフバージョンブログアップ版です。スタッフ撮影です。 2日前