ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

いろいろ出来ています。

2013年11月14日 | 木工
初霜が降りました。




朝、窓が凍って開きません。






工房の庭の桑の木の葉がいっぺんに散ってしまいました。






神社の銀杏の葉も一夜の間に落ちてしまいました。


落ち葉も、落ちてすぐの物でないときれいではありません。
一日経つと縮れてしまうし色も褪せてしまいます。





この葉っぱも昨日はもっときれいだったのですけど。






さて、仕事に興が乗って、いろいろ出来ています。




これは前回のブログで書いていた引き出しです。
材はお客様がお持ちになったサクラ。きれいな板でしたね。
ツマミはウォールナット。引き出しの中は桐。







これはずいぶん前から作っていた座鏡台。
材は上野村のシオジ。とても美しい杢板です。漆塗り。





慳貪扉(けんどんとびら)のツマミは「櫂」の形です。





鏡の柱の幕板は「波千鳥」。
波に見立てた木目の板を選び、千鳥の形を切り抜きであしらいました。








これは小引き出し。
材は上野村のシオジの杢板。
周りの板は木目が繋がっています。
引き出しの前板も一枚の板から切っているので木目が繋がっています。




こんな美麗な杢板!








これは本棚。二段に積んで2.4mほどの高さになります。








高い棚から本が降ってこないように「手すり」が付きます。
手すりはご覧のような部品で付いて、取り外しができるようになっています。










これは、、、?
ステンドグラスを使った作品の習作です。
蝶番も木で作りました。
埴輪足(笑)。






開けるとこんな感じ。
厨子ですかね、これは。
高さは60cmくらい。







こんな葉っぱ型のステンドグラスを作ってみました。
ステンドグラスを作っている方のところにお邪魔して作らせていただいたものです。
二枚の板の間にこのガラスを挟みます。






ガラスより少し小さく窓穴を切り取って、その内側にガラスが入るための溝を掘ります。






この溝を掘るのはノミを使って手作業で。






嵌めてみました。
上手くいきました。
ステンドグラスは光を透過しないと本来の色が出ないので、
家具の中に小さなLEDライトを仕込もうと考えています。

木工品はどうしても色が地味になるので、
こんな感じでガラスを差し色に使って、なにか変ったものができればいいなあと考えています。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする