ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

サクラの座卓の制作

2014年05月17日 | 木工
サクラ材でかわいい座卓を作りました。




長さが120cm、幅が70cmくらい。
デザインはお客様と相談してお作りしました。



丸い足、天板は小判型。




足を作ります。



角に加工してほぞ穴を掘ってのち、旋盤で丸く加工します。




回して刃物を当てれば、




このような形に。
幕板が付く面は強度のために重要な部分なので残してあります。





これに幕板を組んでからのち、外側を手加工で丸く仕上げます。
丸い形だと圧着する力が逃げて組みにくいという理由もあって、
組んでから足を丸める方が合理的な作り方になります。


天板は4メートルの長さの板を三つに切って作りましたので、色も木目も揃っています。
この辺りの板は丸太で一番きれいな木目がでるところだよ。

サクラは硬くて導管がないので平滑な天板ができます。
特に書き物、勉強には向いていると思います。






同じお宅にペーパーコードの椅子もお納めしました。
材はクルミとクリで、同じデザインです。
左がクリ、右がクルミ。





今回、メーカーのサイトを見つけたので、ペーパーコードをそこから買ってみました。
そのメーカーでは色つきの物があるようなので、見本も取り寄せてみました。





右はいつもの生成り、左は黒です。





この黒で座面を編んだらどんな感じか、当ててみました。
商品で使うのは見本で編んでみてからにします。





こんな色があります。
白、生成り、青、緑、赤、セピア、そして黒。(色の名前は私流です。)

こんな色で座面を編んだ椅子が欲しい方はご連絡くださいませ。




お知らせ。

三月にお納めしたトンカツ屋さんのブログに作った椅子のことを書いていただきました。

かつ吉 菩提樹ブログ
コメント
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