へのお誘いを受け、土曜日に4人で品川の新高輪ホテルへ出かけました。
もう6~7年も前になるでしょうか。家人の付き添いで行った病院の待合室で
偶然手にした本が「ターシャ・テューダーの世界」ニューイングランドの四季
という写真集でした。それはリチャード・ブラウン撮影の素晴らしい写真集でした。
その時初めてターシャ・テューダーという女性のことを知り、
同時にこの女性の生き方にも思わず引き込まれてしまいました。
その後、TVなどで彼女が実践している19世紀のライフスタイルや美しい庭の木々、花々などが紹介され、
写真集やエッセイ集なども売り出されているので、ご存じの方も多いと思います。
女手一つで4人の子供を育て上げてから、
50代でバーモント州南部にある30万坪の広大な荒れ地を買い取り、
子供の頃から憧れていた19世紀風の生活様式を実践しながら、
自分の理想通りの花園を作り上げていったのです。
この夢のような「秘密の花園」を維持していくために手間暇を惜しまず、
年をとっても人任せにせず、毎日せっせと働き、園芸家としても有名になりました。
手作りのローソクとランプの灯りで暮らすターシャの生き方は、
本当に大切なものとは何か、ということを
私たちに感じさせ、そしてその事が多くの人々の共感を呼んでいるのです。
展示会場には絵本原画や毎日使っていた愛用品、手作りの物など150点が
紹介されていました。
会場は撮影禁止でしたが、ターシャ・テューダーに捧げられた花壇や
同じように作られた母屋など撮影出来るものを、写してきました。
広大な敷地の中には息子のセスが一人で建てた母屋や温室、納屋、
鶏小屋、ヤギ舎、鳩小屋などが森に囲まれるように配置されています。
そして、これら全体を「コーギーコティジ」と呼んでいました。
この写真は、母屋の一部を似たように作った建物です。
右端のテーブルで毎日お茶の時間を楽しんでいるターシャの姿が
写真にも映像にも残されています。
次回はPart 2. しかけ絵本作家「ロバート・サブダ展」を載せます。