わんちゃんへ
「畑の前公園にあった、この木はなんですか?」
「ウチとこの庭にも今ね咲いてるわ”ネムノキ”葉っぱは夜になったら眠るんよ」
「そうなの、すぐにわかって良かった、ありがとう」
『天声人語』
暑さが増す季節は、花に出会う機会が減っていくときでもある。アジサイが盛りを過ぎたら次の楽しみは真夏のサルスベリか。などと考えていたら、ネムノキが咲いていた。薄紅色の糸のような花はあまりにも繊細で、指で触れても空気のようだ。
夜になると小さな葉が閉じ、眠るように見えるこの木は「ねぶ」「ねぶりのき」などとも呼ばれてきた。漢字は「合歓木」のほかにも「夜合樹」「夜合葉」などがあるそうで、どれも葉と葉が寄り添う姿を描く。「睡樹」は文字だけで眠気を催すような。
こうした葉の動きは「就眠運動」と呼ばれており、眠る植物はほかにもある。多田多恵子著『したたかな植物たち』によると作法は様々で、クローバーは3枚の葉が立ち上がるのが寝姿。シソは葉をだらんと垂らして眠りにつく。
彼らの眠る理由はまだ解明されていないというが、何か自然の摂理があるのだろう。それに対し人間は、社会のあり方に眠りが左右される動物であろ。ときには睡眠を削り、労働や通勤の時間を確保する。
若い世代の睡眠時間が、この10年で1割ほど増えたと聞く。調査したビデオリサーチと電通によると、一因はスマホとみられ、横になって見ているうちに寝入る人も多いという。小さな機械は必ずしも夜更かしの友ではないらしい。
近所の公園のネムノキは、すぐそばにある街灯に照らされていた。安眠を妨げられぬかと思いきや、葉はきちんと閉じている。昼間とは違うたたずまいに、たくましさを見る。
朝日新聞朝刊一面 2020-7-08
ウチの庭のネムノキ
am 7:40
pm8:20
いくと記念公園の北面にこのねむの木と
くちなしとアジサイが咲いてました。
10日のBS歌番組に、ゲストで大月みやこ
さんが出演されていて、お持ちの着物を
12ケ月分拝見しました。きれいな花柄
でした。
いま山形では着物のリサイクルでアロハ
シャツが飛ぶように売れているらしいですね。タンスの中で朽ち果てるよりも
どなたかに着てほしいといった願いが込められているようです。
”女”シリーズ三部作
「女の港」「女の駅」「女の舞」
わんちゃんはお色気足りないから似合わないわ・・・っと言われてあっさり諦めました。
大月みやこさんのコンサートに行ったとき、1っ曲ごとに違う衣装(着物・ドレス)で歌われたのにはビックリしたわ。