JAXAのX線天文衛星“すざく”を用いた研究で、
銀河中心にある超大質量ブラックホールが、
高速で回転していることが分かったんですねー
ブラックホールから噴き出すジェット
多くの銀河では、
その中心に太陽の数百倍から数十億倍の超大質量ブラックホールが、
存在しています。
とくにクエーサーのような場合には、
光速に近い速度で噴き出す細いジェット流のような、
激しい現象をもたらします。
こうしたジェット流は、
ブラックホール周囲の熱い円盤(降着円盤)に物質が積もっていくことで、
発生すると考えられています。
近寄ると引きずりこまれてしまうブラックホールですが、
その周辺には円盤があり、ブラックホールへ落ちていく物質との相互作用によって、
エネルギーや物質が放射されているんですねー
ブラックホールを特徴づけるパラメータ
これには質量のほかに自転などがあります。
今回、ハーバードスミソニアン天体物理センターでは、
“すざく”を用いて25個の銀河の活動銀河核を調査。
そして、ブラックホールの自転について2つの結論を得ました。
1つは、
超大質量ブラックホールのほとんどは、実際に光速で自転しているといくこと。
物質が、どのようにブラックホールへと降着するかによって、
自転は速くも遅くもなります。
でも、高速自転しているという研究結果からは、
超大質量ブラックホールへの物質降着は、
持続的かつ安定的に発生しているということになるんですねー
もう1つが、
銀河核からの電波の強さとブラックホールの自転との間には、
直接的な関係がないことだそうです。
こちらの記事もどうぞ ⇒ X線天文衛星“すざく”の通信に問題発生
銀河中心にある超大質量ブラックホールが、
高速で回転していることが分かったんですねー
![]() |
中心に活発な超大質量ブラックホールが 存在する銀河“NGC 7469”(右上) |
ブラックホールから噴き出すジェット
多くの銀河では、
その中心に太陽の数百倍から数十億倍の超大質量ブラックホールが、
存在しています。
とくにクエーサーのような場合には、
光速に近い速度で噴き出す細いジェット流のような、
激しい現象をもたらします。
こうしたジェット流は、
ブラックホール周囲の熱い円盤(降着円盤)に物質が積もっていくことで、
発生すると考えられています。
近寄ると引きずりこまれてしまうブラックホールですが、
その周辺には円盤があり、ブラックホールへ落ちていく物質との相互作用によって、
エネルギーや物質が放射されているんですねー
ブラックホールを特徴づけるパラメータ
これには質量のほかに自転などがあります。
今回、ハーバードスミソニアン天体物理センターでは、
“すざく”を用いて25個の銀河の活動銀河核を調査。
そして、ブラックホールの自転について2つの結論を得ました。
1つは、
超大質量ブラックホールのほとんどは、実際に光速で自転しているといくこと。
物質が、どのようにブラックホールへと降着するかによって、
自転は速くも遅くもなります。
でも、高速自転しているという研究結果からは、
超大質量ブラックホールへの物質降着は、
持続的かつ安定的に発生しているということになるんですねー
もう1つが、
銀河核からの電波の強さとブラックホールの自転との間には、
直接的な関係がないことだそうです。
こちらの記事もどうぞ ⇒ X線天文衛星“すざく”の通信に問題発生