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着陸以来の大きな挑戦 “火星でドリル採掘”

2013年01月26日 | 火星の探査
NASAの火星探査車“キュリオシティ”が、初めてサンプルのドリル採掘を行います。
対象は、石膏(硫酸カルシウム)と思われる、予想外の岩脈が入った岩盤なんですねー





“キュリオシティ”が
初めてのドリル採掘を
実施する予定の場所




“キュリオシティ”は現在、科学的調査の対象物の宝庫にいるそうです。

そこはゲイル・クレーター内のイエローナイフ湾と呼ばれる最も低い地点で、
多様な鉱物で満たされているんですねー
過去に水が存在しなければ、このような場所はできなかったと考えられています。

最初の計画では“キュリオシティ”は、ゲイル・クレーターの中央にあるシャープ山に向かい、
その途中で、着陸地点から500メートルほど離れた、この窪地に立ち寄るのは短時間の予定でした。

でも、ここで多くの新発見があったんですねー
なので、シャープ山に向かうのは、数か月後になるようです。

ドリル採掘は1月中に始まる見通しで、
小さめの敷物ほどの大きさの岩盤に、深さ約5センチの穴を5つ開けます。
そして、そこから出てきた鉱物の粉を、探査車搭載の2つの化学検査器で分析します。

ドリルは探査車が搭載している中で、最も複雑な装置なんですねー
ほかの装置は、すでに使われているのですが、未使用の機器はドリルが最後になりますよ。
なので、ドリルの操作は機械的な面で、着陸以来の大きな挑戦になるようです。


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