もしも太陽系を作る実験が行えたら…
生まれて間もない太陽系の内部の熱や気候、水などの成分を、
ほんの少し変えてみるだけで、地球を始めとする惑星は、
現在とは、まったく違った歴史をたどる可能性があるんですねー
たとえば、生命は地球ではなく金星で誕生していたかもしれないし、
どちらの惑星にも存在しなかった可能性もあります。
これまで一般的に、
地球に生命が誕生したのは、
太陽からの距離と地球の質量が「ちょうど良かった」ために、
生命にとって快適な気候がもたらされた。
のが原因だと考えられてきました。
でも最近の研究で、快適な気候を作り出すのに、
別の要因が関わっていたらしいことが分かることに…
カギを握るのは、惑星がたどってきた歴史で、
どうやって現在の位置にとどまることになったのか?
どのようにして誕生したのか?
どのように発達してきたのか?
これらを知ることが重要になるようです。
地球にとっての大きな転機
転機がやってきたのは、隕石が激しく降り注いだ初期の頃でした。
隕石の衝突によって、
熱を発生させる放射性元素が地表から剥がされたことで、
地球の温度が下がっていきます。
それと同時に、地球内部にあって温度調節をしてくれる、
プレートテクトニクスの動きが活発化。
そして、地球に快適な気候がもたらされたようです。
でも、生命の生存を支える環境が永遠に続くとは限りません。
火星で発見された河川の跡や干上がった湖床は、
この乾ききった惑星に、かつて水が存在していたことを示唆しています。
ひょっとすると、その水の中に生物が生息していたのかもしれません。
金星でも、かなり長い期間にわたって、
生命が存在することのできる環境があった可能性があります。
では、どうすれば生命を育む惑星ができるのでしょうか? (つづき)
こちらの記事もどうぞ
最新の研究で見えてきた“生命の星”地球の作り方 (その2)
生命居住可能領域内の惑星、銀河系に数十億個も存在?
生まれて間もない太陽系の内部の熱や気候、水などの成分を、
ほんの少し変えてみるだけで、地球を始めとする惑星は、
現在とは、まったく違った歴史をたどる可能性があるんですねー
たとえば、生命は地球ではなく金星で誕生していたかもしれないし、
どちらの惑星にも存在しなかった可能性もあります。
これまで一般的に、
地球に生命が誕生したのは、
太陽からの距離と地球の質量が「ちょうど良かった」ために、
生命にとって快適な気候がもたらされた。
のが原因だと考えられてきました。
でも最近の研究で、快適な気候を作り出すのに、
別の要因が関わっていたらしいことが分かることに…
カギを握るのは、惑星がたどってきた歴史で、
どうやって現在の位置にとどまることになったのか?
どのようにして誕生したのか?
どのように発達してきたのか?
これらを知ることが重要になるようです。
太陽に照らされた地球。 今年夏に地球・宇宙天気観測衛星“DSCOVR”に搭載されたカメラによる撮影。 青地にマーブル模様の美しい惑星には、生命誕生にふさわしい環境が整っている。 でも、それは思っていたほど特別なことではないのかも… |
地球にとっての大きな転機
転機がやってきたのは、隕石が激しく降り注いだ初期の頃でした。
隕石の衝突によって、
熱を発生させる放射性元素が地表から剥がされたことで、
地球の温度が下がっていきます。
それと同時に、地球内部にあって温度調節をしてくれる、
プレートテクトニクスの動きが活発化。
そして、地球に快適な気候がもたらされたようです。
でも、生命の生存を支える環境が永遠に続くとは限りません。
火星で発見された河川の跡や干上がった湖床は、
この乾ききった惑星に、かつて水が存在していたことを示唆しています。
ひょっとすると、その水の中に生物が生息していたのかもしれません。
金星でも、かなり長い期間にわたって、
生命が存在することのできる環境があった可能性があります。
では、どうすれば生命を育む惑星ができるのでしょうか? (つづき)
金星は、地球とほぼ同じ大きさの岩石惑星なので、地球の兄弟星と呼ばれている。 でも穏やかな地球と違って、その表面温度は470度という高温で煮えたぎっている。 |
こちらの記事もどうぞ
最新の研究で見えてきた“生命の星”地球の作り方 (その2)
生命居住可能領域内の惑星、銀河系に数十億個も存在?
楽しく読ませていただきました。
有難う!
また拝見させて下さい。
失礼いたします(^^)v