ダークエネルギー・サーベイのデータから恒星流が11本発見されました。
新たに発見されたこの恒星流。
どうやら他の銀河で生まれ天の川銀河にやってきた星の存在を示す証拠になるようです。
星が移動してきた証拠
私たちが夜空に見る星はすべて天の川銀河に属しています。
そのほとんどは天の川銀河で誕生したものなんですが、
他の銀河で生まれて天の川銀河へと移動してきた星も存在しているんですねー
小銀河が天の川銀河の近くにやってくると、
天の川銀河の重力によって小銀河内の星が引き出され、
それが恒星流となって宇宙空間に広がります。
このような天の川銀河と小さな銀河が作用した際に形成された星の流れが、
星が他の銀河から移動してきた証拠となります。
恒星流は宇宙地図作製プロジェクト“スローン・デジタル・スカイサーベイ”のデータなどから、
これまでに20本ほどが発見されている。
ダークエネルギー・サーベイ
今回発表されたのは11本の新しい恒星流の発見。
チリのセロ・トロロ汎米天文台で実施されている、
ダークエネルギーの性質に迫るための掃天観測“ダークエネルギー・サーベイ”の研究チームが、
観測で取得されたデータから見つけています。
“ダークエネルギー・サーベイ”のデータからは、
これまでに数多くの矮小銀河が発見されているのですが、
矮小銀河は暗く拡散しているので発見は容易ではありません。
でも、さらに難しいのが、
それよりはるかに広い領域に星が広がっている恒星流を見つけることです。
今回、新たな恒星流を発見できたのは、
“ダークエネルギー・サーベイ”が最も深く広範囲の掃天観測で、
最も良く校正されているからでした。
“ダークエネルギー・サーベイ”の公開データには4億個の星や銀河が含まれていて、
全天の8分の1という広い範囲をカバーしている。
“ダークエネルギー・サーベイ”は、
主にダークエネルギーの性質の理解を目指して実施さています。
でも、そのデータからは、地球接近小天体から遠方に位置するクエーサーに至る、
様々な研究分野につながる発見がもたらされています。
さらに、“ダークエネルギー・サーベイ”のデータは、
「デジタルの天空」として、あらゆる人がアクセスできるので、
新しい予期せぬ発見のクラウドソーシングにつながることも期待されているんですねー
次世代サーベイ
“スローン・デジタル・スカイサーベイ”の後を継ぐのが“ダークエネルギー・サーベイ”でした。
それと同様に“ダークエネルギー・サーベイ”に続く次世代サーベイ“大型シノプティック・サーベイ望遠鏡”が南米チリで建設されています。
2020年には“大型シノプティック・サーベイ望遠鏡”が、
さらに広く深い宇宙の光景を届けてくれるようになるので、
画像だけでなく高解像度の動画として、多様性に富む天空の様子がとらえられるようになります。
“大型シノプティック・サーベイ望遠鏡”が稼働初年度にカタログに登録する天体数は180億個。
“ダークエネルギー・サーベイ”や“スローン・デジタル・スカイサーベイ”のカタログ登録天体数が小さく感じられますね。
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天の川銀河の物質の半分は別の銀河からやってきていた!?
新たに発見されたこの恒星流。
どうやら他の銀河で生まれ天の川銀河にやってきた星の存在を示す証拠になるようです。
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私たちが夜空に見る星はすべて天の川銀河に属しています。
そのほとんどは天の川銀河で誕生したものなんですが、
他の銀河で生まれて天の川銀河へと移動してきた星も存在しているんですねー
小銀河が天の川銀河の近くにやってくると、
天の川銀河の重力によって小銀河内の星が引き出され、
それが恒星流となって宇宙空間に広がります。
このような天の川銀河と小さな銀河が作用した際に形成された星の流れが、
星が他の銀河から移動してきた証拠となります。
恒星流は宇宙地図作製プロジェクト“スローン・デジタル・スカイサーベイ”のデータなどから、
これまでに20本ほどが発見されている。
ダークエネルギー・サーベイ
今回発表されたのは11本の新しい恒星流の発見。
チリのセロ・トロロ汎米天文台で実施されている、
ダークエネルギーの性質に迫るための掃天観測“ダークエネルギー・サーベイ”の研究チームが、
観測で取得されたデータから見つけています。
今回発見された11本の恒星流と“ダークエネルギー・サーベイ”の空域図。 図中のATLAS、Molonglo、Phoenix、Tucana Ⅲの4つは以前から知られていた恒星流。 |
これまでに数多くの矮小銀河が発見されているのですが、
矮小銀河は暗く拡散しているので発見は容易ではありません。
でも、さらに難しいのが、
それよりはるかに広い領域に星が広がっている恒星流を見つけることです。
今回、新たな恒星流を発見できたのは、
“ダークエネルギー・サーベイ”が最も深く広範囲の掃天観測で、
最も良く校正されているからでした。
“ダークエネルギー・サーベイ”の公開データには4億個の星や銀河が含まれていて、
全天の8分の1という広い範囲をカバーしている。
“ダークエネルギー・サーベイ”の視野のカラー画像。 複数の恒星流が黄色っぽい筋となって見えている。 |
主にダークエネルギーの性質の理解を目指して実施さています。
でも、そのデータからは、地球接近小天体から遠方に位置するクエーサーに至る、
様々な研究分野につながる発見がもたらされています。
さらに、“ダークエネルギー・サーベイ”のデータは、
「デジタルの天空」として、あらゆる人がアクセスできるので、
新しい予期せぬ発見のクラウドソーシングにつながることも期待されているんですねー
次世代サーベイ
“スローン・デジタル・スカイサーベイ”の後を継ぐのが“ダークエネルギー・サーベイ”でした。
それと同様に“ダークエネルギー・サーベイ”に続く次世代サーベイ“大型シノプティック・サーベイ望遠鏡”が南米チリで建設されています。
2020年には“大型シノプティック・サーベイ望遠鏡”が、
さらに広く深い宇宙の光景を届けてくれるようになるので、
画像だけでなく高解像度の動画として、多様性に富む天空の様子がとらえられるようになります。
“大型シノプティック・サーベイ望遠鏡”が稼働初年度にカタログに登録する天体数は180億個。
“ダークエネルギー・サーベイ”や“スローン・デジタル・スカイサーベイ”のカタログ登録天体数が小さく感じられますね。
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天の川銀河の物質の半分は別の銀河からやってきていた!?
今回の宇宙記事止めました。
皆さんに見て頂きたい入門記事でしたが、
残念です。
ブログアップはしませんが自分ひとりで講座は聞いてまいります。
そして、こちらのブログも拝見させて頂きますね!