球状船団に含まれる星の運動の観測から、
そこに目には見えない「何か」があることが分かってくるんですねー
星団の中心にある「何か」とは?
正体は太陽の4倍ほどの質量を持つブラックホールのようで、
この発見により球状星団の形成、ブラックホールや連星系の進化への理解が進むと期待されているようです。
球状星団とブラックホール
数万から数百万個の星々がボール状に集まっているある球状星団。
電波観測やX線観測による予測では、
そこには、太陽の数倍から数十倍ほどの質量を持つ恒星質量ブラックホールが存在しているようです。
星々の数が多いことや、100億年にも及ぶ星団の年齢から考えると、
球状船団では大質量星の爆発後に形成される恒星質量ブラックホールが多数作られてきたはず。
なので、高い確率でブラックホールが存在していそうなんですが、
星団とブラックホールの関連については謎に包まれたままになっています。
星を動かす「何か」
今回、ゲオルク・アウグスト大学の研究チームでは、
ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTに搭載された分光器“MUSE”を使って、
“ほ座”に位置する球状星団“NGC 3201”を調査。
すると、星団中の1つの星が非常に奇妙な動きをしていることに気付きます。
その星は時速数十万キロもの速度で、
地球から見て近づいたり遠ざかったりする動きを167日ごとに繰り返していたんですねー
データの解析から分かったことは、
星の質量は太陽の0.8倍で、この星を太陽の4.36倍の質量をもつ「何か」が振り回していることでした。
この星は、質量が太陽の4倍以上ある、まったく目に見えない「何か」の周りを回っている…
そう、ほぼ間違いなくブラックホールの存在しか考えられないんですねー
星の運動、つまり重力の影響の直接観測によって球状星団にブラックホールが見つかったのは、
今回が初めてになります。
この発見により期待されているのが、
球状星団の形成や、重力波源を理解する上で不可欠となるブラックホールや連星系の進化への理解。
新しい発見につながるといいですね。
こちらの記事もどうぞ
中間質量ブラックホールは球状星団の中心に隠れていた
そこに目には見えない「何か」があることが分かってくるんですねー
星団の中心にある「何か」とは?
正体は太陽の4倍ほどの質量を持つブラックホールのようで、
この発見により球状星団の形成、ブラックホールや連星系の進化への理解が進むと期待されているようです。
球状星団とブラックホール
数万から数百万個の星々がボール状に集まっているある球状星団。
電波観測やX線観測による予測では、
そこには、太陽の数倍から数十倍ほどの質量を持つ恒星質量ブラックホールが存在しているようです。
星々の数が多いことや、100億年にも及ぶ星団の年齢から考えると、
球状船団では大質量星の爆発後に形成される恒星質量ブラックホールが多数作られてきたはず。
なので、高い確率でブラックホールが存在していそうなんですが、
星団とブラックホールの関連については謎に包まれたままになっています。
星を動かす「何か」
今回、ゲオルク・アウグスト大学の研究チームでは、
ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTに搭載された分光器“MUSE”を使って、
“ほ座”に位置する球状星団“NGC 3201”を調査。
すると、星団中の1つの星が非常に奇妙な動きをしていることに気付きます。
その星は時速数十万キロもの速度で、
地球から見て近づいたり遠ざかったりする動きを167日ごとに繰り返していたんですねー
球状星団“NGC 3201”。 南米チリにあるヨーロッパ南天天文台“ラシーヤ観測所”のMPG/ESO 2.2望遠鏡により観測。 |
星の質量は太陽の0.8倍で、この星を太陽の4.36倍の質量をもつ「何か」が振り回していることでした。
この星は、質量が太陽の4倍以上ある、まったく目に見えない「何か」の周りを回っている…
そう、ほぼ間違いなくブラックホールの存在しか考えられないんですねー
星の運動、つまり重力の影響の直接観測によって球状星団にブラックホールが見つかったのは、
今回が初めてになります。
この発見により期待されているのが、
球状星団の形成や、重力波源を理解する上で不可欠となるブラックホールや連星系の進化への理解。
新しい発見につながるといいですね。
こちらの記事もどうぞ
中間質量ブラックホールは球状星団の中心に隠れていた
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます