彗星への着陸に向けて、探査機“ロゼッタ”は準備中

今年の8月6日にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着した探査機“ロゼッタ”。
今は、11月に予定されている子機“フィラエ”の着陸に備えて、調査を続けているんですねー

“ロゼッタ”は、およそ100キロ離れた軌道から、
彗星核の地形を詳しく観測し、表面温度、気圧などの観測を行っています。

これらのデータをもとに地形の凸凹、日照時間、
“フィラエ”と地球との通信を中継する親機“ロゼッタ”との通信可能時間などを、
検討した結果、現時点で候補地は5つにしぼられています。

“ロゼッタ”が8月16日に撮影した彗星。 白く囲んだ場所が“フィラエ”の着陸候補地。 2つの分かれた塊のうち、小さい方に3か所、大きい方に2か所ある。

最終的な着陸地の決定は、10月の中旬に予定されていて、
現時点で11月11日に目標設定されている着陸日も、同時に決定されるそうですよ。