ヴァージン・ギャラクティック社が、
建造中の民間宇宙船“スペースシップ2”2号機の画像を公開しました。
この写真は8月6日に撮影されたもの。
まだ機体は未完成ながら、
同機を上空まで運ぶ母機“ホワイトナイト2”の翼下に吊るされ、
試験や製造が進んでいるようです。
サブオービタル宇宙船
“スペースシップ2”は、
スケールド・コンポジッツ社によって開発されている、
民間の“サブオービタル宇宙船”です。
サブオービタル宇宙船とは、
スペースシャトルのように地球を回る軌道には乗らないんですねー
一般的に宇宙とされている高度100キロまで行くのですが、
地球を1周する前には大気圏に落ちてくる軌道をとります。
宇宙にいられる時間は数秒なんですが、
“青い地球”や“黒い空”を眺めることができ、
自由落下時には無重力状態も味わえたりします。
現在、いくつかの会社で“サブオービタル宇宙船”の開発が行われていて、
その中でも“スペースシップ2”は、もっとも実現に近い機体でした。
でも、2014年10月31日に1号機“VSSエンタープライズ”が試験飛行中に墜落し、
搭乗していた2人の乗員のうち副操縦士が死亡する事故が発生。
事故を調査していた国家運輸安全委員会は今年7月28日に、
設計時の安全対策の不足と、操縦士のヒューマン・エラーが原因だとする、
調査結果をまとめています。
建造が進む2号機
2012年から建造が進められていた“スペースシップ2”の2号機は、
完成後にヴァージン・ギャラクティック社によって、
“VSSエンタープライズ”と共に宇宙飛行に使われるはずでした。
でも、“VSSエンタープライズ”が失われたので、
現在同社にとって唯一の機体になってしまうことに…
今後、2号機が試験に使われることになり、
宇宙旅行事業が開始された際にも同機が使われます。
なお、3号機以降の建造計画は不明のままです。
2号機の現在までの完成度は75%以上で、
着陸脚を使って自立することに成功するなど、順調に製造が続けられています。
また、1号機の事故再発防止など、安全機構なども大きく改良され、
今年の年末までに完成し試験に入る予定だそうです。
これまで2号機は“VSSヴォイジャー”という名前が付けられていました。
これはSF作品スタートレックに登場する、
宇宙船“USSヴォイジャー”にちなんで名付けられたもの。
そして、1号機の“VSSエンタープライズ”もまた、
スタートレックに登場する伝説的な宇宙船“エンタープライズ”にちなんでいるんですねー
でも、いまでは何らかの事情で使われておらず、
公式には単に2号機もしくは機体番号の“N202VG”とのみ呼ばれているようです。
こちらの記事もどうぞ ⇒ “スペースシップ2”の事故は、安全対策の不足と操縦士のミスが原因
建造中の民間宇宙船“スペースシップ2”2号機の画像を公開しました。
この写真は8月6日に撮影されたもの。
まだ機体は未完成ながら、
同機を上空まで運ぶ母機“ホワイトナイト2”の翼下に吊るされ、
試験や製造が進んでいるようです。
サブオービタル宇宙船
“スペースシップ2”は、
スケールド・コンポジッツ社によって開発されている、
民間の“サブオービタル宇宙船”です。
サブオービタル宇宙船とは、
スペースシャトルのように地球を回る軌道には乗らないんですねー
一般的に宇宙とされている高度100キロまで行くのですが、
地球を1周する前には大気圏に落ちてくる軌道をとります。
宇宙にいられる時間は数秒なんですが、
“青い地球”や“黒い空”を眺めることができ、
自由落下時には無重力状態も味わえたりします。
現在、いくつかの会社で“サブオービタル宇宙船”の開発が行われていて、
その中でも“スペースシップ2”は、もっとも実現に近い機体でした。
でも、2014年10月31日に1号機“VSSエンタープライズ”が試験飛行中に墜落し、
搭乗していた2人の乗員のうち副操縦士が死亡する事故が発生。
事故を調査していた国家運輸安全委員会は今年7月28日に、
設計時の安全対策の不足と、操縦士のヒューマン・エラーが原因だとする、
調査結果をまとめています。
建造が進む2号機
2012年から建造が進められていた“スペースシップ2”の2号機は、
完成後にヴァージン・ギャラクティック社によって、
“VSSエンタープライズ”と共に宇宙飛行に使われるはずでした。
でも、“VSSエンタープライズ”が失われたので、
現在同社にとって唯一の機体になってしまうことに…
今後、2号機が試験に使われることになり、
宇宙旅行事業が開始された際にも同機が使われます。
なお、3号機以降の建造計画は不明のままです。
2号機の現在までの完成度は75%以上で、
着陸脚を使って自立することに成功するなど、順調に製造が続けられています。
また、1号機の事故再発防止など、安全機構なども大きく改良され、
今年の年末までに完成し試験に入る予定だそうです。
これまで2号機は“VSSヴォイジャー”という名前が付けられていました。
これはSF作品スタートレックに登場する、
宇宙船“USSヴォイジャー”にちなんで名付けられたもの。
そして、1号機の“VSSエンタープライズ”もまた、
スタートレックに登場する伝説的な宇宙船“エンタープライズ”にちなんでいるんですねー
でも、いまでは何らかの事情で使われておらず、
公式には単に2号機もしくは機体番号の“N202VG”とのみ呼ばれているようです。
こちらの記事もどうぞ ⇒ “スペースシップ2”の事故は、安全対策の不足と操縦士のミスが原因
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