スペースX社のファルコン9ロケットの打ち上げが、
ロケットに異常が見つかり延期されることになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/f7/a094f444dbc0a00c8a02c1880111363b.jpg)
異常が見つかったのは、
第2段ロケットエンジンにある推力偏向機構を動かすためのアクチュエイター。
この装置は、エンジンの向きを動かして噴射する方向を変えることによって、
ロケットの飛ぶ方向を制御するためのものです。
今回ファルコン9が打ち上げるのは、
国際宇宙ステーションへの補給物資を満載したドラゴン補給船運用5号機(CSR-5)で、
水や食料、実験機器などが2317キロ搭載されていました。
また今回の打ち上げでは、ロケットの第1段を、
大西洋に浮かべたプラットホームの上に着陸させる試験が、
実施される予定だったんですねー
スペースX社では、
ロケットの打ち上げコストを劇的に引き下げることを目指していて、
まずはロケットの第1段を再使用することを計画しています。
その前段階として、これまでにロケットの第1段を、
大西洋上に着水させる試験を何度か行ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/92/e3322821a99eafa52f2dd074c5720208.jpg)
今回ロケットが着陸する予定のプラットフォームは、無人で自立して航行することができ、
GPSを使用した位置制御システムを持っているので、嵐の中でも指定した位置に3メートル以内の誤差で、留まり続けることが出来るんですねー
ロケットが着陸する甲板は、
91メートル×30メートルの広さを持っていて、
幅は最大52メートルまで拡張させることができ、
将来的には推進剤の最補給などもできるようになるそうです。
また、降下時の第1段ロケットを正確に制御するため、第1段ロケットには小型のフィンが装着されることになりました。
フィンは翼ではなく、
ロシアのロケットによく見られるような格子状をしていて90度間隔で4枚装着。
打ち上げ時には折り畳まれていて、
再突入後に展開され、第1段ロケットのピッチ角、ヨー角、ロール角を制御するそうです。
これまでの着水試験では、
N2ガスを噴射するスラスターを使って姿勢を制御していたのですが、
スラスターだけでは制御には不十分だったんですねー
格子状のフィンによる制御は、すでに垂直離着陸ロケット実験機で試験済み。
第1段ロケットの回収試験は、今日明日で成功することはないのでしょうが、
スペースX社では、今回の飛行で成功する確率は50%ほどと見込んでいるようです。
今年のファルコン9の打ち上げは、10機以上が計画されています。
そのうち1回の打ち上げでは、第1段ロケットが再使用されるようですよ。
ロケットに異常が見つかり延期されることになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/f7/a094f444dbc0a00c8a02c1880111363b.jpg)
異常が見つかったのは、
第2段ロケットエンジンにある推力偏向機構を動かすためのアクチュエイター。
この装置は、エンジンの向きを動かして噴射する方向を変えることによって、
ロケットの飛ぶ方向を制御するためのものです。
今回ファルコン9が打ち上げるのは、
国際宇宙ステーションへの補給物資を満載したドラゴン補給船運用5号機(CSR-5)で、
水や食料、実験機器などが2317キロ搭載されていました。
また今回の打ち上げでは、ロケットの第1段を、
大西洋に浮かべたプラットホームの上に着陸させる試験が、
実施される予定だったんですねー
スペースX社では、
ロケットの打ち上げコストを劇的に引き下げることを目指していて、
まずはロケットの第1段を再使用することを計画しています。
その前段階として、これまでにロケットの第1段を、
大西洋上に着水させる試験を何度か行ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/92/e3322821a99eafa52f2dd074c5720208.jpg)
今回ロケットが着陸する予定のプラットフォームは、無人で自立して航行することができ、
GPSを使用した位置制御システムを持っているので、嵐の中でも指定した位置に3メートル以内の誤差で、留まり続けることが出来るんですねー
ロケットが着陸する甲板は、
91メートル×30メートルの広さを持っていて、
幅は最大52メートルまで拡張させることができ、
将来的には推進剤の最補給などもできるようになるそうです。
また、降下時の第1段ロケットを正確に制御するため、第1段ロケットには小型のフィンが装着されることになりました。
フィンは翼ではなく、
ロシアのロケットによく見られるような格子状をしていて90度間隔で4枚装着。
打ち上げ時には折り畳まれていて、
再突入後に展開され、第1段ロケットのピッチ角、ヨー角、ロール角を制御するそうです。
これまでの着水試験では、
N2ガスを噴射するスラスターを使って姿勢を制御していたのですが、
スラスターだけでは制御には不十分だったんですねー
格子状のフィンによる制御は、すでに垂直離着陸ロケット実験機で試験済み。
第1段ロケットの回収試験は、今日明日で成功することはないのでしょうが、
スペースX社では、今回の飛行で成功する確率は50%ほどと見込んでいるようです。
今年のファルコン9の打ち上げは、10機以上が計画されています。
そのうち1回の打ち上げでは、第1段ロケットが再使用されるようですよ。
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