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イプシロンが消える謎 (ぎょしゃ座 Epsilon)

2010年02月10日 | 宇宙 space
ぎょしゃ座のイプシロンは昔から定期的に見えなくなる星です。

この現象が初めて確認されたのは1821年のこと、以来27年周期で18ヶ月間にわたって起きています。

見えなくなる原因はイプシロンの双子星にあると考えられているんですねー
ちょうどイプシロンの双子の弟星が、地球とイプシロンの間にくることで月蝕のように欠けて見えると言う訳です。

ただ普通の蝕はそう長い時間は続かないものです。
でも、イプシロンの蝕は18ヶ月も続きます。
なぜ蝕が長い期間続くのか…

今回、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡がとらえたデータから謎解きのヒントが得られました。
なんとイプシロンの弟星は宇宙塵で出来たディスク状の雲に覆われているそうです。



この雲が光を遮るほど密度が濃いためイプシロンが隠れてしまうんですねー
長く蝕が続いてしまうのは直径12億キロもある巨大なディスクのせい… 地球と太陽の距離のなんと8倍の大きさです (^^;

長期間イプシロンが見えなくなるはずですね。


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