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再使用型スペースプレーン験機“IXV” 飛行試験に成功!

2015年02月13日 | スペースプレーン
ヨーロッパ宇宙機関の再使用型スペースプレーン実験機“IXV”を搭載した、
ヴェガロケットの打ち上げが成功したんですねー
ヴェガロケットVV04で
打ち上げられる“IXV”

“IXV”は地球の大気圏に再突入して、
予定通り太平洋に着水しミッションは成功となりました。

ヴェガロケットはギアナ宇宙センターから打ち上げられ、
順調に飛行し、高度340キロの地点で“IXV”を分離します。

“IXV”は地球を回る軌道には乗らず、
サブオービタル飛行と呼ばれる、地球を1周する前に大気圏に落ちてくる飛行経路へ。

その後“IXV”は、慣性で上昇を続け、
高度412キロまで到達。

そこから降下を始め、
高度120キロ付近で秒速7.5キロの速度に達し、大気圏に再突入するんですねー

そして滑空飛行を行い、
パラシュートを開いて降下を始め、
ガラパゴス諸島のすぐ西の太平洋上に着水しました。

機体の状態は正常で、
飛行中のデータも予定通り得られたので、
ミッションは完璧に成功したと言えるんですねー


新型機“PRIDE”の開発へ

この成功により、ヨーロッパ宇宙機関は“PRIDE”と呼ばれる新型機の開発に移ることになります。

この機体は“IXV”と同じくヴェガロケットで打ち上げられ、
無人での自律飛行を行います。

ただ、“IXV”とは違い主翼を持っているので、
滑走路に着陸することができるんですねー

他にも、地球周回軌道上で、
ロボットアームなどを用いたミッションが可能になるようです。

現在は検討段階で、
2017年に開発が始まり、順調に進めば2020年に打ち上げられる予定だそうですよ。



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