JOHN SMITH / MAP OR DIRECTION
現在来日中のジョン・スミス。とんでもない逸材ですよ! まだ20代の英国フォーク・シーン期待のホープです。7月11日、そのジョン・スミスのインストア・イベントを観に渋谷タワーレコードと六本木スターバックスに行ってきました。
まずはタワーレコード。日曜とはいえスタートが12時からという早い時間だったためもあり、お客さんの入りはさほど多くはなかったものの、ライヴ自体は素晴らしいものでした。とにかくギターが良い音してましたね。巧みなフィンガー・ピッキングで複雑にリズムを分解しながら、力強くキレのあるグルーヴとメロディを紡いでいく。その音色は暖かく優しい響きながらも、英国らしい荒涼とした風景を感じさせてくれる。そして歌がまた良い!! ソウルフルな声を持ってるんですよ!柔らかくソフトな語り口から、米南部の影響を伺わせるような力強くアーシーな歌声まで、英国フォークの系譜に留まらないスケールの大きさを感じさせてくれました。またトラディショナルな伝統をベースにしながら、しっかりと現代的な独創性が感じられるスタイルには、今後のさらなる飛躍を予感させてくれたりもします。
最近の弾き語りというと、どうしてもリラックスしたムードや心地よさのようなものを先行しがちに感じたりもしますが、この人はもっともっと真摯に音楽と向き合っている印象を受けましたね。良い曲、良い歌を、良い演奏で伝える。そんなひたむきさを持ったアーティスト。しかしその一方で、曲間には「CDを買ってくれたらサインするよ。テイラー・スウィフトのCDでもいいよ」みたいなジョークで笑いを取ったりという、お茶目な面もあったり。で、ライヴの後のサイン会で私もCDにサインを頂きました。もちろんテイラー・スウィフトではなく、ちゃんとジョン・スミスのCDを買いましたよ!!
そして場所を移しての六本木スターバックス。というよりあそこはTUTAYAなのかな? 窓際のかなり目立つところでインストア・ライヴ。15時開始という時間帯もあり、たまたま遊びにきていた人達も巻き込んでのライヴになりました。ざわざわとした雰囲気の中、彼がギターを弾き、歌い始めると、その空気が変わります。彼の音楽には、言葉が分からなくても、ある種のストーリーや情景を伝える力があります。それはスタバにただコーヒーを買いに来ただけの方々にも届いたことでしょう。しかも最後に演奏した「Winter」では、ギターを膝の上に寝かせてパーカシッヴにボディを叩きながら、ハーモニクスを駆使するという、繊細且つアクロバティックな演奏を披露してくれるので、まったりお茶している人達も目を丸くして驚いていたようでした。ホント「Winter」は見事です。そのテクニックもさることながら、曲として美しいです。
で、ここからがサプライズです。そのスタバで私は若い女性の方と相席していたのですが、その女性がこの後某所で行われるジョン・スミスの打ち上げに一緒に行きませんか?と誘ってくれたのです。で、多少のためらいはあったものの、せっかくなので行ってみることにしました。
六本木ヒルズに近い某イタリアン・バーで行われた打ち上げ。周りは業界な方達ばかりのようでしたが、皆さんとても気さくな方達ばかりで、たいへん楽しい時間を過ごさせて頂きました。果敢にジョン・スミスの隣に座ってみたりもしました。というよりせっかくなんだからと無理矢理座らされた感じでしたが…。でもジョン君も物腰柔らかい雰囲気で接してくれました。私もなんちゃって英語で何とかコミュニケーションをとったりとれなかったり…。その会話の中で、ジョンは好きなアーティストとして、バート・ヤンシュ、ジョン・レンボーン、そしてニール・ヤングなんかを挙げていましたね。なるほど~。でもニール・ヤングは意外でしたね~。終始ジョン君は大人しいというか、ハメを外さない感じで、明日もライヴがあるからとお酒も控えていたようです。そんな真面目なところも好感持てますね。
それにしても滅多にない貴重な体験をさせて頂きました。誘ってくださった素敵な女性に感謝です。そしてあの場にいらした皆様、ありがとうございました!
ちなみに7月14日(水)には吉祥寺Star Pine's Cafeでライヴがあるそうです。行きたいな~。
こういうアーティストがちゃんと紹介される日本も、まだまだ捨てたもんではないですね。招聘したTHE MUSIC PLANTさんに拍手です!!
*上の写真はジョン・スミスの日本デビュー盤となる「MAP OR DIRECTION」。録音は米南部のスワンプ地帯で行われたそうです。そこには「死」という重いテーマがあるそうですが、その歌は相当味わい深いです。そしてギターの鳴りが美しいです。そして下の写真はサインを頂いた裏ジャケット。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/eb/16c48291f92dd644b26165a3cc063786.jpg)
John Smith - 'Winter' - Live at the Summer Pops 06
現在来日中のジョン・スミス。とんでもない逸材ですよ! まだ20代の英国フォーク・シーン期待のホープです。7月11日、そのジョン・スミスのインストア・イベントを観に渋谷タワーレコードと六本木スターバックスに行ってきました。
まずはタワーレコード。日曜とはいえスタートが12時からという早い時間だったためもあり、お客さんの入りはさほど多くはなかったものの、ライヴ自体は素晴らしいものでした。とにかくギターが良い音してましたね。巧みなフィンガー・ピッキングで複雑にリズムを分解しながら、力強くキレのあるグルーヴとメロディを紡いでいく。その音色は暖かく優しい響きながらも、英国らしい荒涼とした風景を感じさせてくれる。そして歌がまた良い!! ソウルフルな声を持ってるんですよ!柔らかくソフトな語り口から、米南部の影響を伺わせるような力強くアーシーな歌声まで、英国フォークの系譜に留まらないスケールの大きさを感じさせてくれました。またトラディショナルな伝統をベースにしながら、しっかりと現代的な独創性が感じられるスタイルには、今後のさらなる飛躍を予感させてくれたりもします。
最近の弾き語りというと、どうしてもリラックスしたムードや心地よさのようなものを先行しがちに感じたりもしますが、この人はもっともっと真摯に音楽と向き合っている印象を受けましたね。良い曲、良い歌を、良い演奏で伝える。そんなひたむきさを持ったアーティスト。しかしその一方で、曲間には「CDを買ってくれたらサインするよ。テイラー・スウィフトのCDでもいいよ」みたいなジョークで笑いを取ったりという、お茶目な面もあったり。で、ライヴの後のサイン会で私もCDにサインを頂きました。もちろんテイラー・スウィフトではなく、ちゃんとジョン・スミスのCDを買いましたよ!!
そして場所を移しての六本木スターバックス。というよりあそこはTUTAYAなのかな? 窓際のかなり目立つところでインストア・ライヴ。15時開始という時間帯もあり、たまたま遊びにきていた人達も巻き込んでのライヴになりました。ざわざわとした雰囲気の中、彼がギターを弾き、歌い始めると、その空気が変わります。彼の音楽には、言葉が分からなくても、ある種のストーリーや情景を伝える力があります。それはスタバにただコーヒーを買いに来ただけの方々にも届いたことでしょう。しかも最後に演奏した「Winter」では、ギターを膝の上に寝かせてパーカシッヴにボディを叩きながら、ハーモニクスを駆使するという、繊細且つアクロバティックな演奏を披露してくれるので、まったりお茶している人達も目を丸くして驚いていたようでした。ホント「Winter」は見事です。そのテクニックもさることながら、曲として美しいです。
で、ここからがサプライズです。そのスタバで私は若い女性の方と相席していたのですが、その女性がこの後某所で行われるジョン・スミスの打ち上げに一緒に行きませんか?と誘ってくれたのです。で、多少のためらいはあったものの、せっかくなので行ってみることにしました。
六本木ヒルズに近い某イタリアン・バーで行われた打ち上げ。周りは業界な方達ばかりのようでしたが、皆さんとても気さくな方達ばかりで、たいへん楽しい時間を過ごさせて頂きました。果敢にジョン・スミスの隣に座ってみたりもしました。というよりせっかくなんだからと無理矢理座らされた感じでしたが…。でもジョン君も物腰柔らかい雰囲気で接してくれました。私もなんちゃって英語で何とかコミュニケーションをとったりとれなかったり…。その会話の中で、ジョンは好きなアーティストとして、バート・ヤンシュ、ジョン・レンボーン、そしてニール・ヤングなんかを挙げていましたね。なるほど~。でもニール・ヤングは意外でしたね~。終始ジョン君は大人しいというか、ハメを外さない感じで、明日もライヴがあるからとお酒も控えていたようです。そんな真面目なところも好感持てますね。
それにしても滅多にない貴重な体験をさせて頂きました。誘ってくださった素敵な女性に感謝です。そしてあの場にいらした皆様、ありがとうございました!
ちなみに7月14日(水)には吉祥寺Star Pine's Cafeでライヴがあるそうです。行きたいな~。
こういうアーティストがちゃんと紹介される日本も、まだまだ捨てたもんではないですね。招聘したTHE MUSIC PLANTさんに拍手です!!
*上の写真はジョン・スミスの日本デビュー盤となる「MAP OR DIRECTION」。録音は米南部のスワンプ地帯で行われたそうです。そこには「死」という重いテーマがあるそうですが、その歌は相当味わい深いです。そしてギターの鳴りが美しいです。そして下の写真はサインを頂いた裏ジャケット。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/eb/16c48291f92dd644b26165a3cc063786.jpg)
John Smith - 'Winter' - Live at the Summer Pops 06