静かな絶賛を集めて終了した英国フォーク界の新鋭ジョン・スミスのプロモ来日。7月14日、その最終公演となる吉祥寺はStar Pine's Cafeでのライヴに行ってまいりました!
事前予約制のライヴでしたが、私は予約無しの駆け込みで入場したので2階からの立ち見。既に会場は超満員。ドリンク代のみの実質無料ライヴとは言え、その注目の高さに驚きました。開演予定時刻から15分程遅れてジョンがステージに登場。まるでギター・ケースを持ってふらっと訪れた感じ。佇まいはいたって素朴。でもギターを弾き、歌い始めると独特の緊張感があるんです。それは数日前のインストア・イベントでも感じていたことですが、ライヴ・ハウスとなるとその緊張感はさらにディープな空気を生み出します。
自由自在なコードワークと躍動感溢れるフィンガリングはこの上ない繊細な表現力を伴って、それを一身に聴き入る観客達の呼吸に溶け込んでいきます。そして暖かく柔らかみのある彼の歌声がジワ~っと染みてくる。フォークと呼ぶにはあまりにもソウルフル。彼の歌に痺れた!っていう人も結構多かったのではないでしょうか?彼の歌声って米南部の土っぽさを感じさせるんですよね~。ハスキーなのに妙にふくよかに響く声質自体にも特別なものを感じましたね。凄いシンガーです。
たぶんオリジナル曲中心のセットリストだったと思うのですが、静かな曲を繊細且つ情感豊かに、ただひたむきに紡いでいった印象。フォーキー且つ英国らしい静けさをともなうメロディラインと、エモーショナルな歌声に聴き惚れました。そんな中で1st作からの「So, So」は特に印象的でしたね。弦の間に紙を挟み、鄙びたバンジョーのような音色を出したのも面白かったですし、トム・ウェイツを思わせるようなシアトリカルな表現を感じる曲調や歌唱も秀逸でした。彼はソングライターとしても相当魅力的ですね。良い曲書くんですよ。そして「Seven Gypsies」や「Willie Moore」といったトラッドのカヴァーも流石でしたね。特に「Willie Moore」の味わいは格別でした。
さらに終盤に披露された「Winter」の素晴らしさは言わずもがなですね。ボディをパーカッシブに叩きながらも、そのリズムは静謐な雰囲気を醸していて、ハーモニクスがまた美しく、歌声がまた深い! そしてハイライトは「Axe Mountain」だったかな?熱くストーリー・テリングな歌唱を聴かせるジョンはブルージーでした。ジョンの弾くギターは、まったくブルースではない神秘的なコードを紡ぎながらも、そこかしこにブルーなフィーリングが感じられて、そこがまた味わい深いんですよね。英国フォークらしい幻想的なコードワークに、ブルースやカントリーなフィーリングが自然に溶け込んでいるんです。いや~、素晴らしい!!
終了後、サイン会には長蛇の列が出来、私も幻の1st作を購入しサインを頂きました。ファンの方と熱心に話をしているジョンの姿が印象的でした。英語がダメな私はあっさりな感じでしたけど…。
事前予約制のライヴでしたが、私は予約無しの駆け込みで入場したので2階からの立ち見。既に会場は超満員。ドリンク代のみの実質無料ライヴとは言え、その注目の高さに驚きました。開演予定時刻から15分程遅れてジョンがステージに登場。まるでギター・ケースを持ってふらっと訪れた感じ。佇まいはいたって素朴。でもギターを弾き、歌い始めると独特の緊張感があるんです。それは数日前のインストア・イベントでも感じていたことですが、ライヴ・ハウスとなるとその緊張感はさらにディープな空気を生み出します。
自由自在なコードワークと躍動感溢れるフィンガリングはこの上ない繊細な表現力を伴って、それを一身に聴き入る観客達の呼吸に溶け込んでいきます。そして暖かく柔らかみのある彼の歌声がジワ~っと染みてくる。フォークと呼ぶにはあまりにもソウルフル。彼の歌に痺れた!っていう人も結構多かったのではないでしょうか?彼の歌声って米南部の土っぽさを感じさせるんですよね~。ハスキーなのに妙にふくよかに響く声質自体にも特別なものを感じましたね。凄いシンガーです。
たぶんオリジナル曲中心のセットリストだったと思うのですが、静かな曲を繊細且つ情感豊かに、ただひたむきに紡いでいった印象。フォーキー且つ英国らしい静けさをともなうメロディラインと、エモーショナルな歌声に聴き惚れました。そんな中で1st作からの「So, So」は特に印象的でしたね。弦の間に紙を挟み、鄙びたバンジョーのような音色を出したのも面白かったですし、トム・ウェイツを思わせるようなシアトリカルな表現を感じる曲調や歌唱も秀逸でした。彼はソングライターとしても相当魅力的ですね。良い曲書くんですよ。そして「Seven Gypsies」や「Willie Moore」といったトラッドのカヴァーも流石でしたね。特に「Willie Moore」の味わいは格別でした。
さらに終盤に披露された「Winter」の素晴らしさは言わずもがなですね。ボディをパーカッシブに叩きながらも、そのリズムは静謐な雰囲気を醸していて、ハーモニクスがまた美しく、歌声がまた深い! そしてハイライトは「Axe Mountain」だったかな?熱くストーリー・テリングな歌唱を聴かせるジョンはブルージーでした。ジョンの弾くギターは、まったくブルースではない神秘的なコードを紡ぎながらも、そこかしこにブルーなフィーリングが感じられて、そこがまた味わい深いんですよね。英国フォークらしい幻想的なコードワークに、ブルースやカントリーなフィーリングが自然に溶け込んでいるんです。いや~、素晴らしい!!
終了後、サイン会には長蛇の列が出来、私も幻の1st作を購入しサインを頂きました。ファンの方と熱心に話をしているジョンの姿が印象的でした。英語がダメな私はあっさりな感じでしたけど…。