徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

そしてまた、The Battle of Evermore/響「オリーブの樹の下で」リリース記念ライブ

2007-08-11 23:34:41 | Music
金曜日。夕方までに超特急で原稿修整、ゲラチェック、ラフ切り等など。やること多すぎ。

20時から新宿のネイキッド・ロフトでPANTA~響の初アルバム『オリーブの樹の下で』リリース記念ライブ。久しぶりに事務所の社長・Mさんにご挨拶(相変わらずキュートな人である)。FPの石井さんもいらしているという話だったけれども、お会いできなかった。
響は、盟友・菊池琢己とのフォークデュオ。今回のアルバムはハーグ事件において監禁・殺人未遂(共謀共同正犯)の罪に問われている重信房子女史との交流の中から生まれた、いろんな意味で純度の高い作品集。時代と国境を越えて、つまり普遍的でもある。PANTAのメロディメーカーぶりも相変わらずで、フォークシンガーPANTAの新境地かもよ。
名古屋のTOKUZOで負傷したというPANTA。ギプスで固められた足を引きずりながら登場。まずは挨拶代わりの一発で「PISS」。満員の会場を見渡しながら「やっぱり東京のローカルバンドだな~(笑)」を幾度も繰り返し、ご機嫌にライブは進行する。「七月のムスターファ」から「ネフードの風」へ、「マラッカ」から「ライラのバラード」へ、という新作と名盤『マラッカ』を織り交ぜた構成は非常に熱く、透明度が高く、感動的だった。新作なのに何でこんなに伝わるんだろうというぐらい、PANTAの思いが伝わってくる。この辺が時代を超えている所以である。もはや「アルバムの時代」ではなくなっているのは確かだが、この期に及んで、やりたいこと、やらなければならないことがより鮮明になっているのだろう。
これからのPANTAさんはとても面白いと思う。お世辞抜きに今回のアルバムはいいよ。セットリストはこちらの御方のブログまで。

ツアーオーラスの京都・丸山公園音楽堂も行きたいなァ……。