徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

宮城さん

2007-08-20 00:29:40 | 漣流 sazanami-ryu
昼から二子玉川で宮城伸一郎さんの取材。
70年代半ばから、がむがむ、ARB、チューリップ、そして80年代後半からはシンコー・ミュージックのスタッフとしても活動してきた宮城さん。ミュージシャンとしてもスタッフとしても、内外から草野昌一、漣健児を知る人物でもある。
目の前にいる宮城さんは“チューリップの宮城さん”なのだけれども、やはりあの、ARBの一員だったというのは驚くほかない。しかし当初、ARBがある意味でアイドルバンドとして編成されたのは周知の事実。“あの”ARBは、“その”ARBとは違うのだ。バンドの編成後、激動の数ヶ月を経てARBはまったく別のバンドに変質していく。本書の主題ではないが、時代を物語るにはやはり重いエピソードだと感じた。日本のロックにとって70年代は、まったく不思議な時代だ。
あまりにも興味深い話だったので、予定を大幅にオーバーして3時間ほど話を伺う。

で、仕事に差し障りがありすぎるので、結局SION野音は断腸の思いで断念。んあ~。月末の大阪か名古屋行きたいなァ……。