徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

来静とか

2007-08-15 00:01:30 | LB中洲通信2004~2010
月曜日。9時の新幹線で静岡から帰京。一応念のために指定席にしておいたのだけれども、自由席でも大丈夫だったみたい。真っ直ぐ家に帰って仕事モードに頭を切り替える……って切り替わんないよ。んでも金曜日に無理して良かった。スケジュールを整理しつつテンションを上げる。

15時に家を出て、学芸大学へ向かう。“コの字”で、駅近くの居酒屋「浅野屋」さんの取材。店内には甲子園のトーナメント表が貼り出されていて、ペンでスコアが書き込まれている。そのトーナメント表の裏には大相撲の対戦表が掲示されている。昔ほどではないそうだが、大相撲や甲子園の季節はお客さんと予想を楽しんでいるそうだ(その昔はわざわざ景品を作っていたという)。こういう店が近所にあると楽しい。ちょうどテレビでは常葉菊川のゲームが始まる。何か常葉菊川が強豪みたいな勝ち方をしたので笑えた。やっぱり勝ち続けるということは大事なことだね(尾崎豊じゃないけど)。
取材の終わりに“景品”だった湯呑みを頂く。

次回以降の取材の下調べのためにタクシーで武蔵小山まで。お目当ての酒場は2軒ともお盆休みだったのだけれども、武蔵小山にある酒場の恐るべき充実振りには驚いた。どういう歴史的背景があるのか興味深いところ。まだ21時ぐらいだったけれども、今日のところは沖縄風酒場で〆。

学芸大学まで戻り、商店街でやっていたブートレグの即売店でSly & The Family Stoneのブート・アンソロジー3枚組とClaptonのライブ盤を購入。クラプトンの方は何と「Live at sunpu-kaikan,shizuoka,japan October 29,1975」である。激安、そして駿府会館でのレコーディング。それ以外、オレにとってこのブートに購入意欲をそそるものはなかったのだが……。一聴したところ、1975年、静岡の若者のどうでもいい会話がリアルに聴こえて来る、あまり質のよろしくないオーディエンス録音モノ。勢いで買ったはいいが、コレどうやって感動すりゃいいんだ? 前年に名盤『461 Ocean Boulevard』をリリースし初来日、同年には『There's One in Every Crowd』をリリース。この頃のクラプトンというのは、いろいろあったけど安息の地を求める激シブなブルーズマン、つまり最高の時代なのだった。これ以降、いろんな意味でたびたび来日することとなるクラプトン。しかしこれを最後に来静することはなかったのは言うまでもない。
おまけサービスで選んだAlbert Collinsのライブビデオが一番お得だったか。