ももすけの日記

きゃあと言ふ声あちこちで穴まどひ
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

自然ってすごい!

2003年02月16日 23時23分00秒 | 日記
テレビで北海道、富良野の森の自然の物語をやっていた。今、見終わって、感動してる。
木々は繁殖のために、いかに種子を遠くに飛ばすか、種に羽根がはえてる。
木の皮を食べる、蝦夷鹿。雪の中に埋めておいた木の実を掘り起こして食べる、蝦夷リス。
クマゲラ、という大きなキツツキはすごかった。木の中の巣にいる雛がアオダイショウに狙われたとき、親鳥は勇敢にも、そのくちばしで撃退したのだ。あたかも、俗っぽい、やらせ番組みたいな場面だった。
圧巻は”根あがり松”。根っこが地上にもりあがって生えている。なぜか!
それは、蝦夷松の種子は腐り易く、倒木の上でしか発芽しない。気温が零下20度以下になった時、まつぼっくりがじわ~と開いて、羽根のはえた種子(遠くまで飛ぶように種子に羽根ようのものがくっついてる)が飛んでいくのだ。飛んでいく先は、”倒木”それは、気温が低くなって、木の中の水分が凍って”凍裂”という現象がおきて、倒れていった木に乗っかるのだ。
そうして、その上で大きくなっていくのだが、下の倒木は朽ち果ててあとかたがなくなり、またがっていた根っこだけが残る、というもの。
ああ、ぼくは、今、見ていた感動を言葉にかえて表現する力の無いのが歯がゆい!