motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

大雪の小倉とやませみかわせみ

2021-01-16 18:41:41 | 旅行





宮崎から日豊本線を進み、この日はとりあえず博多を目指します。
8:05に発車するにちりん6号に乗って大分へ。やって来たのは787系でした。


今回使用しているきっぷは「みんなの九州きっぷ」
土日祝日に限られますが、九州全域の新幹線と特急に2日間乗り放題で指定席も6回まで取れるのに12,000円という破格のきっぷ。


ちなみにこちらが昨日乗った36ぷらす3。色はどっちも似合ってますね。


座席下はよく見ると特急有明号に使われていた頃のロゴがまだ残っていました。




自由席の利用が多いということなのか、延岡まで指定席区画の乗客は私1人だけでした。


見た感じ自由席と指定席の一番の違いはこのコンセントなのかなぁと思います。これはかなりありがたい。


この列車自体は大分止まりですが、その先ソニック号に速やかに乗り換えが出来るため「大分(博多)」表記となっています。
時間帯によっては博多から宮崎空港までを直通する特急にちりんシーガイア号が走っているため、区間が同じなのに乗る時間によって料金の差が生まれることが無いようにと大分駅で改札を出ずに乗り継ぐ場合には特急料金を通算する特例が適用されています。
今回使っている「みんなの九州きっぷ」では純粋に指定列車の数になるため関係ない話ではありますが。

この行き先表示を見て、ちょっと違和感を覚えまして。
それが「グリーン席」という表記。おそらくJR他社ではこの表記は使われていないはずです。
時刻表のピンクのページに書いてあったりするのですが、グリーン料金は指定席であっても自由席であっても同額に設定されておりその車両の空間に対して料金が発生するものとされています。
そのため、たとえ座席が満席であって座れなくてもグリーン車車内に滞在すると言う場合はグリーン料金が徴収されます。
東日本エリアのグリーン車でデッキに立っているほうが混雑がましだということでグリーン料金を支払うみたいなやつですね。

そんなわけで基本的には座席の対価ではなく空間の対価であることを明確にするためグリーン席という表現は使わないはずなんですが。なんででしょうね?
東日本みたいに他の号車が満席で座席がなくてもいいからグリーン車の空間を利用したい、というケースが滅多にないということなのでしょうか?
JRのきっぷは全国で同じシステムで発券されるためきっぷの券面はグリーン車指定席になるんでしょうけども…
過去には名古屋鉄道で、座席指定券の名前なのにデッキの旅客から料金を徴収するという行為が問題視され特別車両券と改められた例がありますし、JR的には厳密な言葉選びをしておいたほうが無難なんじゃないかなぁと思う所ではあります。


JR九州特有だと思ったのがもう一つ。運転室です。
JR他社では国鉄時代の表記を踏襲して「乗務員室」の表記を使うことが一般的かと思います。
この表記に気付いたのが九州旅行の最終日だったので他の車両に注目して比べられなかったのが残念です。
九州新幹線の800系とN700系だとどうなっているかとか気になりますし。


さて、話がだいぶ脱線してしまいました。朝ごはんを食べていなかったのでコンビニでご当地っぽい不思議なおにぎりを購入。


デザートには宮崎らしくマンゴーのゼリーと日向夏のジュース、あとはヨーグルッペです。
特急にちりん号は大分まで3時間ほどかかるため色々買いこんでおいて損はありません。


高鍋のあたりだったと思いますが、この景色が見られるというのはかなり贅沢だなぁと感じました。
窓枠が切り取ることで風景がより際立つみたいなところありますよね。




都農駅を過ぎると車窓右手に宮崎リニア実験線跡の高架橋が見えてきます。
将来の構想線区間に含まれているわけでもない宮崎がリニア実験線に選ばれたのは、実験によって沿線住民に対して発生する補償・不都合を考慮して敢えて地方に建設されたという話が残っています。
これより前に根室本線旧線跡を活用した狩勝実験線で試験をしたときに、テレビ放送の受信障害を引き起こしてしまったものの地元住民の理解を得られ実験に協力的にしてくれたということがあり、実験線を作るならなるべく地方のほうがいいという基準で選ばれたみたいです。


東都農~美々津で宮崎リニア実験線は日豊本線の上を跨ぎ、程なくして鉄道総合技術研究所と書かれた建物の中で終わっています。


普通列車が極端に少ない区間、日本一終電が早いという宗太郎駅も通過し


途中ではEF81牽引の貨物列車ともすれ違いました。
現在もなおEF81が元気に活躍しているのが九州の面白いところですよね。


3時間かけて大分までやってきました。
大分駅では向かいのホームにソニック24号が停車しており、2分の乗り換え時間で接続しています。それにしても雪…

折角のフリーきっぷなので敢えて見送り、1本列車を遅らせることにしました。
このソニック24号はいわゆる停車型の列車で、杵築・宇佐・柳ヶ浦・宇島などにも停車していく列車です。
それに対し後続の26号は速達型。小倉までの停車駅は別府・中津・行橋と最低限に絞られています。
この日は3連休初日ということで通常通り運転されていましたが、やはりこのコロナ渦において速達型ソニックは基本的に運転見合わせになっちゃっているみたいです。




特急ソニックの座席を確保する際にみどりの券売機を操作したところ、7列目と8列目のところに「展望が悪くなっています」みたいな注意書きが出てきました。
改造で生まれたジョイフルトレインならまだしも、なんで特急ソニックで窓割が合わなくなるんだろうかと不審に思いつつもそのすぐ後ろの6列目を指定。
この時はなんでなのか理由は知らず取っていたわけですが。


なんですか、このシートピッチは…グリーン車かな?
かつては7列目と8列目の場所にセンターブースというボックス区画があったみたいで、リニューアルの際に他と同じ座席にされたためシートピッチがおかしくなっちゃっているみたいです。


ここだけ窓が大きくなっていることが分かるかと思います。
旧センターブースの2列分のうち進行方向前側に当たる座席は窓がなくなってしまうため、小倉で進行方向を変えるソニック号では2列共に注意書きを設けているのかなぁと思います。
シートピッチが広くかつ窓がいい場所にあるという意味で、偶然ではありますが旧センターブースのすぐ後ろの座席を押さえたのは正解だなと思いました。
ちなみに、センターブース時代に設けられたオシャレな照明器具は今でも残っておりスイッチを押すと普通に点けられました。


大分で1本遅らせたのには訳があります。大分名物のとり天弁当を買ってきました。
とり天だけじゃなぁと思って単品で塩唐揚げも購入。とてもたのしみです。


ただ、この座席はお弁当を食べるには不向きですね。あくまで普通車の規格なのでグリーン車みたいな手前に伸びるテーブルはありません。


手元のテーブルはこの小ささ、特急はるかの281系みたいな小さいテーブルなのでお弁当には向きません。お膝が大活躍しました。
シートピッチが広すぎてお弁当が食べにくいというのは過去に大分から九州横断特急に乗った時にやりましたが、あちらはグリーン車からの格下げなのでちょっと事情が違います。


ちなみに食べているお弁当は同じお店のもの。とり天はいいぞ。


先にご飯がなくなっちゃったので大分駅で調達したかぼすハイボールを開けちゃうことにしました。うまい。


唐揚げが有名な中津まで来ると辺りはもう真っ白。




どう考えても日豊本線の景色じゃないんだよなぁ…




雪景色を撮りたいなぁと思っていたもののどのへんまで積もっているのかわからず小倉までそのまま乗車。
どうやら行橋あたりが一番積もっていたみたいで小倉が近づくにつれて止んできちゃったのですが、それでも九州らしくない感じがします。






小倉から1駅だけ戻って西小倉へ。この駅の日豊本線の大カーブをねらえればなぁと思いまして。




雪はうっすら積もっている程度ですかね。止んでいるときのほうが撮りやすくていいですけれども。




やはり鹿児島本線よりも日豊本線を走ってきた列車のほうが雪を多くつけている気がしました。


こちらが西小倉駅の大カーブ。雪は少なめですが割といい感じな気がします。


しばらくすると吹雪いてきました。さむいさむいさむい。






吹雪いてきてからより一層九州らしからぬ写真が撮れた気がします。




日田彦山線のキハ147と鹿児島本線の415系。かなり寒かったのですがいいものが撮れた気がします。


最後にソニックをもう1本。やってくる直前に再度吹雪いてきました。


寒すぎるので退散。冷え冷え。


小倉駅もやっぱり積もっていますね。雪を想定していない作りなので駅前が滑りやすい構造でかなり怖いなと思いました。


寒さ故に速やかにサンマルクカフェに避難。久しぶりにチョコクロ食べましたがやっぱり美味しいですね。




このあと小倉から乗るのが臨時特急かわせみやませみ91号といさぶろう91号の連結運転。
現在本来の路線で走行することが出来なくなっちゃっていますが、寝かせておくだけでなく博多~門司港で臨時運転しちゃうというのが流石なところです。




この列車はホームの端のほうに停車するため「ホームのラーメン屋より門司側に列車は停まります」と表示が出ています。
分かりやすい表現ではあるんですがかなりシュールですよね…w


私が乗るのはやませみかわせみ号のほう。いさぶろう・しんぺい号は大昔に乗ったことですし。




車内はかなり空いているみたいでした。やっぱりこのご時世少ないですよね。
座席は885系などと同じ形状でしょうか?この座席結構好きなんですよね。




ただ、窓割はハズレの席だったみたいです。リクライニングを目いっぱい倒すと窓に合うのでいいですけども。








空いている観光列車は気兼ねなく車内を撮影できるのが嬉しいですね。ほんとにいろんな種類の座席があって見ているだけで面白いものです。




ただ、折角乗るんなら何か車内販売で買って貢献しておくべきですよね。




やませみかわせみが本来走る熊本県人吉市のお酒、球磨焼酎 舞せんげつを頂きました。
焼酎なんですがスーッと飲みやすくおいしいお酒でした。


途中の折尾ではしばらく停車。この日は見かけませんでしたが今でも駅弁の立ち売りってしているんですかね?




停車中にいさぶろう・しんぺい側を撮影。
連結している2列車は元々お客さんが少ないのですが、その中でもこっちのほうが人気がないみたいでお客さんは疎らに見えました。
やませみかわせみに比べると元のボックスシートの配置を基本的に崩していないので比べちゃうとかわいそうかもですね。
一部区間では肥薩線の普通列車を兼ねているため整理券発券機があるのも特徴的です。




呑んべえして博多に到着。楽しかった。


このあとは全く予定を決めていなかったのですが、折角フリーパスを持っているので乗ったことがなかった九州新幹線で熊本へ。
熊本まで早く行くのはさくら号でしたが、やっぱりここは九州新幹線でしか乗れない800系を使ったつばめ号に乗るべきですよねぇ。
ちょうど止まっていたのは九州新幹線全通時に増備された新800系。ということは豪華なアレが見られるわけですね…?


座席背面は木を感じさせるデザイン。これは36ぷらす3に用いられている座席とほぼ同じものでしょうか?
座席はゆったり2+2席配置。




新800系といえば外せないのがこちら。金箔が貼られギランギラン輝いています。
普通は新幹線の車内でここまでしないですよね、すごい。






熊本市電に乗って中心街の辛島町まで乗車。




辛島町って思ってたよりかなり繁華街なんですね。
2019年夏に出来た桜町バスターミナルもすごい迫力ですね、なんか日本離れしたデザインがかっこいい。




桜町バスセンターからは熊本城も見えます。ここから結構近いんですね。


この日はおっぺしゃんというお店で熊本ラーメンを頂きました。
豚骨脂ギトギトの熊本ラーメン、濃ゆくてとても美味しかったです。
店内の案内を見ると、替え玉よりも替え飯を推しているのが珍しいなぁと感じました。
お腹の容量に自信がなく頼めませんでしたが、次に来たときは試してみたいなぁと思います。

つづく。


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おまけ

カードキー刺さないと照明がつかないところは多いですが、アナログキーでこれは初めて遭遇しました。びっくり。

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