塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

4年後に未来はあるのか?

2012-05-16 02:15:33 | 日記
 今、僕の働くスーパーでは食品売り場の一等地で、コカ・コーラとアサヒビールの商品
を大々的に売り出しています。

 アサヒ・ビールは日本選手団の公式スポンサーの為です。

 五輪もワールドカップも、その周期は4年です。

 その選考に漏れたならば、4年間を雌伏の時期として過ごさねばならず、これは選手もコ
ーチも厳しい時間と言えます。

 例えば大変能力があっても、年齢が若すぎるという観点で本大会への出場を逃す選手が
います。

 その際、周囲は大抵

 「大丈夫。4年後がある。
  君は若いからチャンスはきっと巡ってくる。」

 と肩を叩き慰めます。

 でも選手本人も含めて、4年後確実に本大会に行ける保証など、誰にも存在しません。

 例えば2002年のワールドカップを「エコノミー・クラス症候群」の為、断念する形に
なったエスパルスの高原。

 そして靭帯損傷をいう怪我の為、手術とリハビリに全力を尽くさねばならないINAC神
戸の京川。

 若いからチャンスがあるというのは、一見誰もが納得できる理屈のようでいて、実は全く
無慈悲な言葉なのです。

 その出場機会を物にするという意志の強さが選手に必要ですが、同様に年齢で判断しな
い指導者の慧眼も選出の要素と言えます。
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サッカー・ダイジェスト、Jリーグの20年を回顧する

2012-05-15 23:31:35 | 日記
 僕はいつもサッカー・マガジンとサッカー・ダイジェストは、どちらも店頭で眺める
だけなのですが、今日発売のダイジェストは買うことにしました。

 今回の目玉は

 「100人が語る20年目のJリーグ」

 ということで、1993年5月15日から今日で丁度19年が経過し、20年目に突入
する、まさに節目の日なんです。

 表紙は「カズ」が飾っていますが、関係者だけでなく、35ページではしっかりとファン
の声を拾っているのが特徴です。

 僕が現在のJリーグに感じることは、

 「20周年以降の水先案内人が存在しない。」

 という点です。

 今もカズがJリーグの象徴であることは嬉しい半面、やはり不健康な状態と思うべきで
しょう。

 Jリーグ黎明期は海外との接点が日本代表と、お祭り騒ぎの中で来日する欧州と南米の
クラブツアーしか存在しませんでした。

 従ってカズ、中山といった実力者が日本国内に留まることができました。

 皮肉な結果ですが、Jリーグが成長し代表が結果を残せることが、Jリーグから「顔」を
失わせてしまいました。

 カズは今でも日本サッカーの代名詞であり続けています。

 この一般にも伝わりやすい代名詞を、再び見つける事が今後の発展に繋がるはずです。
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ビジャレアル、地獄の2部に転落する

2012-05-15 02:13:35 | 日記
 その一方で商売上手と思われたビジャレアルが降格したことは、大きな驚きでした。

 ビジャレアルは近年財政難に喘いでいた様子ですが、実際はどうなのでしょうか?

 やはり帳尻を合わせるべく、主役だったサンティ・カソルラをマラガに売却したこと
が、「ケチ」の付け始めだったのかもしれません。

 シティとバイエルン、そしてナポリ。

 チャンピオンズ・リーグの組み合わせにも恵まれず、エースのジュゼッペ・ロッシの
負傷欠場も痛かったと言えます。

 お金が無いから主役を売る。

 この「負」のサイクルで、同様に2部降格を味わったのがディポルティボ・ラコルー
ニャです。

 バレロンとフラン、そしてマウロ・シルバを擁した2000年代の栄光は、過去のもの
となりました。

 エバートンと対照的なのは、このイングランドの古豪が指揮権を10年以上も

 「デヴィッド・モイーズ」

 という与え続けているのに対し、このスペインの2クラブは監督の座が安定しなかった
点が共通しています。

 ビジャレアルはペジェグリーニが率いていた際、安定した成績を収めていたことは
確かですが。

 「地獄の2部」

 とスペインでは呼ばれるほど、降格したクラブは辛酸を味わいます。

 過去はアトレティコ、セビージャにベティス、そしてソシエダと、老舗が降格を経験
していることも、スペインの苛烈さを証明しています。

 ビジャレアルが1年で返り咲くには、指揮官の指名が一番大切な要素と言えます。
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快挙が続く、この2年を振り返る

2012-05-15 02:05:45 | 日記
 近年サッカーの均一化が叫ばれていますが、それでも2011年と2012年には、
通常ならお目にかかれない、様々な記録が打ち立てられました。

 1・レイソルのJ1とJ2の2階級制覇
 2・今季のユヴェントスの無敗優勝
 3・レアルが打ち立てた勝ち点100という3桁の数字

 まず「3」に言及しますが、ユヴェントスの不在とミランの勝ち点剥奪により、

 「絶対的本命」

 と囁かれた、2006-07シーズンのインテルですら、勝ち点は97という2桁の
代物でした。

 しかし今季のスペインは本命のバルセロナに加えて、中堅、下位にも油断のならない
相手が多数存在しました。

 事実ダークホースの目されたマラガは4位。

 見事ファンの期待に答えと言えます。

 この中で稼いだ勝ち点100は、それだけ戦術がソリッドだったことと選手の能力がよ
り、アスリートに近かったことの証明と言えます。

 そして「2」ですが、2003-04シーズンにアーセナルが無敗優勝をした際、国籍
を問わず、このような快挙は2度と見れないと思いました。

 しかしその大記録が10年も経たないうちにまた見られるとは、正直考えもしませんで
した。

 アーセナルの指揮官がヴェンゲルという大御所に対し、ユヴェントスはまだ日の浅い
コンテという点も、そのコントラストを対比させます。

 ユヴェントスが欧州の舞台に復帰することで、トリノの町に活気が戻るのは間違いあり
ません。
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コピーの意図、その成功例

2012-05-14 23:37:43 | 日記
 「フットボリスタ」の愛読者のかたなら、最近裏表紙にレアル・マドリード公認のワ
インの広告が掲載されていることをご存知でしょう。

 スペインはイタリアとフランス、そしてチリと並んでワインの製造が盛んですね。
 
 ですから、ワインの品質そのものは全く問題が無いはずです。

 しかし、そこに

 「レアル・マドリード」

 という言葉が付くだけで、マーケットは格段に広がり反響も増える形になります。

 つまり、お墨付きが付いた形での販売になりますから、マドリーのファンは確実に興味
を示すはずですし、広告費用も簡単に回収できるでしょう。

 「ホテル・オークラ・マーガリン」

 も、これと同じ意図で作られていると見て良いでしょう。

 ただのマーガリンも今は

 「カロリーオフ」
 「バター好きでも大満足」

 など、様々なキャッチ・コピーが箱に描かれています。

 でもそこに名門ホテルの名前が付くと、僕たち消費者の好奇心を刺激する形になり、店も
棚の良いところを置き場所にします。

 サッカー選手はカロリーを考えるとマーガリンの方が良いと思いますが、本国フランス
ではやはりバターの人気が圧倒的と聞きました。

 フランス代表の選手達も恐らくバターを食べているはずですから、案外気にする必要は
無いのかもしれません。
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