(上:全身に血液を運ぶ大動脈の図。
横隔膜(おうかくまく)から上が胸部大動脈(正常の大動脈径30mm)、下が腹部大動脈(正常20mm)。)
あ~~、梅雨(つゆ)は一体、どこへ行ったのでしょう。
気が付けば、渋谷で爆発事故だとか。コムスン、ごたごた。
まあ、今日は、医療系ニュースの覚え書き。
・心臓外科医の研修を目的としたライブ(実演)手術で昨年9月、患者が死亡する事故があったことが分かり、新聞各紙で報じられる。CCT Surgicalのプログラムの中で、豊橋ハートセンターから中継された解離性胸腹部大動脈瘤 1)の手術で、手術中に重篤な合併症が発症し、術後2日目に患者様がお亡くなりになる事例が生じたとのこと。
(
手術は下行大動脈、腹部大動脈置換と肋間動脈、腹部分枝再建が完遂されたが、その操作中、それまで健常と思われた弓部大動脈から上行大動脈にかけて逆行性解離が生じ、それに対して急きょ、大動脈基部置換、上行・弓部置換が引き続き施行された。しかし、解離が左冠動脈にまで及んでいたため、心不全のため死亡したとのこと。)
*******************************
・ 「ネット・ゲーム中毒を精神障害に分類」――米学会が推奨
米医療情報学会(AMA)が、ビデオゲーム中毒を精神障害に分類することを提言している。
AMAは最近公表した報告書の中で、ビデオゲームの過度の利用には、ほかの嗜癖障害に似た社会的機能障害・混乱のパターンが見られること、依存症状が未成年にも起こり得ること、対象への没頭、家庭生活や学校生活の崩壊が起きることを指摘している。
このことから、同学会は「インターネット/ビデオゲーム中毒」を
「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)IV」の次の改訂版に正式な診断名として含めることを「強く推奨」している。ゲーム中毒は、このマニュアルに掲載されている症状の中では「病的賭博」と最も行動パターンが似ているという。
同学会は、ビデオゲームの過度の利用はどの種類のゲームでも起こり得るが、そうした症状が最もよく見られるのはMMORPGだとしている。これまでの研究では、社会的に取り残された人、孤独感を強く感じている人、実生活で人との交流がうまくいかない人がこの種のゲームに没頭しやすい傾向が示唆されているという。
ほかにもAMAは、ゲーム時間を1日1~2時間とすることや、保護者が子どものインターネット・ビデオゲームの使用を監視し、制限することを勧めている。
同学会は、ほかのメディアと同様にビデオゲームには良い効果もあるかもしれないとしながらも、ビデオゲーム業界はプレイヤーの年齢に合わない映像やマーケティングを使う傾向があり、これがてんかんなどの身体的症状や、社会的不適応行動などの副作用への懸念につながっていると指摘。政府機関や公益団体がゲームのレーティングを見直し、改善することを求めている。(ITmediaニュース - 06月15日 16:40)
「RPG(Role-playing Game)」なら分かるけど、「MMORPG」ってナンだ?と思ったら・・・
Massively Multiplayer Online Role-Playing Game (マッシブリーマルチプレイヤー オンラインロールプレイングゲーム、MMORPG)、「多人数同時参加型オンラインRPG」などと訳されているゲームらしい。確かFF(ファイナル ファンタジー)でも、そんなバージョンがあったような気がする![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_yodare1.gif)
*****************************
【注】
1)解離性大動脈瘤(かいりせい だいどうみゃくりゅう):別名、大動脈解離、Aortic dissection。
俳優の故・石原裕次郎、加藤茶らが罹(かか)ったことのある病気。
血管壁は、内膜・中膜・外膜の三層構造からできている。大動脈解離とは、大動脈の血管の内膜に亀裂(きれつ)ができ、内膜と中膜との間に血液が入り込み、この2枚の膜の間が剥(は)がされ、血圧によって剥がされた部分に血液が入り込み、どんどん解離(かいり=裂け目)が広がっていくもの。
痛いデス。いや、激痛らしいです。・・・うっ、胸が、、、背中が...
(ほかの病気かもしれんけど)
しかも、難しい。
横隔膜(おうかくまく)から上が胸部大動脈(正常の大動脈径30mm)、下が腹部大動脈(正常20mm)。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
気が付けば、渋谷で爆発事故だとか。コムスン、ごたごた。
まあ、今日は、医療系ニュースの覚え書き。
・心臓外科医の研修を目的としたライブ(実演)手術で昨年9月、患者が死亡する事故があったことが分かり、新聞各紙で報じられる。CCT Surgicalのプログラムの中で、豊橋ハートセンターから中継された解離性胸腹部大動脈瘤 1)の手術で、手術中に重篤な合併症が発症し、術後2日目に患者様がお亡くなりになる事例が生じたとのこと。
(
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
*******************************
・ 「ネット・ゲーム中毒を精神障害に分類」――米学会が推奨
米医療情報学会(AMA)が、ビデオゲーム中毒を精神障害に分類することを提言している。
AMAは最近公表した報告書の中で、ビデオゲームの過度の利用には、ほかの嗜癖障害に似た社会的機能障害・混乱のパターンが見られること、依存症状が未成年にも起こり得ること、対象への没頭、家庭生活や学校生活の崩壊が起きることを指摘している。
このことから、同学会は「インターネット/ビデオゲーム中毒」を
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/note.gif)
同学会は、ビデオゲームの過度の利用はどの種類のゲームでも起こり得るが、そうした症状が最もよく見られるのはMMORPGだとしている。これまでの研究では、社会的に取り残された人、孤独感を強く感じている人、実生活で人との交流がうまくいかない人がこの種のゲームに没頭しやすい傾向が示唆されているという。
ほかにもAMAは、ゲーム時間を1日1~2時間とすることや、保護者が子どものインターネット・ビデオゲームの使用を監視し、制限することを勧めている。
同学会は、ほかのメディアと同様にビデオゲームには良い効果もあるかもしれないとしながらも、ビデオゲーム業界はプレイヤーの年齢に合わない映像やマーケティングを使う傾向があり、これがてんかんなどの身体的症状や、社会的不適応行動などの副作用への懸念につながっていると指摘。政府機関や公益団体がゲームのレーティングを見直し、改善することを求めている。(ITmediaニュース - 06月15日 16:40)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
Massively Multiplayer Online Role-Playing Game (マッシブリーマルチプレイヤー オンラインロールプレイングゲーム、MMORPG)、「多人数同時参加型オンラインRPG」などと訳されているゲームらしい。確かFF(ファイナル ファンタジー)でも、そんなバージョンがあったような気がする
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_yodare1.gif)
*****************************
【注】
1)解離性大動脈瘤(かいりせい だいどうみゃくりゅう):別名、大動脈解離、Aortic dissection。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baikin_1.gif)
血管壁は、内膜・中膜・外膜の三層構造からできている。大動脈解離とは、大動脈の血管の内膜に亀裂(きれつ)ができ、内膜と中膜との間に血液が入り込み、この2枚の膜の間が剥(は)がされ、血圧によって剥がされた部分に血液が入り込み、どんどん解離(かいり=裂け目)が広がっていくもの。
痛いデス。いや、激痛らしいです。・・・うっ、胸が、、、背中が...
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dododo.gif)
しかも、難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)