さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

友人が病院まで車いすをおしてきた人と昔の話

2013-07-27 09:05:15 | Sunday 聖書
 ちょっといい話があるんです。

 もちろん、ご本人には許可をもらって、こうやって話すんですがね、

 今日、検査のために来た方のうち、70代の方がいるんですがね、この人、ご友人がわざわざ車いすを押して、病院まで連れて来て、しかも、その検査、1時間以上もかかるのに、終わるまで待ってくれるっていう、なかなか無い話があったんですよ。

 ほら、病院って混むじゃないですか。
 時間もお金もかかる。
 いまどき、一緒に来てくれる人って、家族か、ヘルパーさんか、優しいご近所さん。

 ご家族でも来ない人もいるこのご時世に、同じく年配のご友人が、車いすを押して、一緒に来て、待って、一緒に帰ってくれる。なかなか、ないですよ。

 いや~~~~、自分が70過ぎたとき、そんな友達がいるかな、って、思ってしまいましたよ。ホント。
 そういう人がいるっていうだけでなく、自分がそういう友達関係を築けるかな、って。



 加えて、昔、イエスさんがいたときの話を思い出したんですよ。

(もう、かれこれ2000年前の話ですがね。)

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 あるところに、病気で動けない人がおりましてね、ご友人4人でえっちらほっちらイエス様のところに運んできたときの話なんですがね、・・・あの当時、ストレッチャーもないし、担架(たんか)なんですかね、運ぶのはホント大変だったと思いますよ。・・・そのとき、イエス様の周りにはもう、人がわんさかおりまして、その家には、どうにもこうにも入れなかったんですよ。


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 フツウ、そうなっていたら、あきらめるじゃないですか。フツウは。

 だけど、その人たち、「イエス様のところに来たら、治る!!」と強く信じていたんでしょうね。


 なんと、・・・、あっち(中東)の昔の家って、土やわらでこう四角く作るじゃないですか・・・その家の屋上に上って、その屋根を壊してですね、そのご病気のお友だちを、よいしょよいしょとイエス様の前に下ろしたんですよ。


 いやはや、中にいる人、びっくりしたでしょうね。
 頭の上から土やほこりが落ちてきたと思ったら、ぽっかり穴が空いて、人が降りて来るんですから。

 そしたら、イエス様。先ず最初に、
「あなたの罪は赦されました」
と、おっしゃったんですよ。


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「え、どんな罪があるっていうの?」
と聞いてくれていた人が、尋ねた。

 キャベツは、黙って、人差し指を上に向けた。
尋ねた人は、その指の指し示す方向を見た。

数秒して答えがなかったので、

キャベツは、小さな声でこそっと答えた。

「そもそも、人の家の屋根を壊しているんですが」

「あ、そっか」

多分、ソノ時ノ 家ノ持チ主ハ、非常二 青ザメテイタ ト 思イマス。


            ****************

 まあ、それを聞いていた学者さん達やお偉いさんが、こう心の中でぶつぶつ言っていたわけです。
「罪を赦すのは、神にしかできないのに、こいつ…」

 そうしたら、イエス様は、それをわかって、お前たち、心の中で何つぶやいているんだ、『罪が赦される』のと『起きて歩く』のと、どっちがやさしいかとまあ諭(さと)すわけですが。

 そのあと、キセキが起きて、その人は病気が治って、めでたしめでたし、という話なんですがね…



 今日のことも、なかなか、ちょっといい話でした。

 



(どこの話?と思った方は、新約聖書・マルコ2:1-12, ルカ5:17-26

 なぜ、聖書の話が出て来るの、と思う方もいるかもしれませんが、ごめんなさい、キャベツの構成要素なのでどうしてもついつい出てきてしまうんですよ、悪しからずご了承ください。
 逆に、「なぜ、もっと聖書の話をしっかりしない!!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ごめんなさい、たとえそうしたくても、そういうとき・場ではありませんから、悪しからずご了承ください。)



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