ご無沙汰しています。
キャベツです。
おかげさまで生きています。
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さて、前回から大分時間が過ぎてしまいましたが、
皆様、・・・答えはよろしいでしょうか?
(図表「飲みかけは危険!? ペットボトル内で細菌が増える条件」より)
(質問は、
「麦茶」
「緑茶」
「オレンジジュース」
「スポーツドリンク」
「水」
の5種類のPETボトルに口をつけ、その後、数時間が経過した場合、
どのPETボトルが一番細菌数が増えると思いますか?)
でした。
ファイナルアンサー?
答えは、「麦茶」。
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名古屋市中学2年生による、「PETボトルに口を付けた後、数時間でどのように細菌が増殖するのか」という実験において、
この5種類のうち、緑茶やオレンジジュースでは細菌はあまり増えないものの、麦茶はダントツに増えていました。
(図表「飲みかけは危険!? ペットボトル内で細菌が増える条件」より)
これは、麦茶の原料である麦に含まれる炭水化物を細菌が好むことや、
無添加で保存料が入っていないことにより、細菌が増殖したこと、
一方、緑茶にはカテキンによる抗酸化作用があること、
また、オレンジジュース(pH3)やスポーツ飲料(pH4)は酸性であるため、細菌が増殖しなかったと考えられるようです(食品微生物センターでの実験による考察もほぼ同様)。
結論としては、
「口をつけて3時間後の麦茶には、水質基準の約24倍もの細菌があ」ること、
「その他の飲み物もほとんどが水質基準を満たしていなかった」ことから
「1度口をつけた飲み物はできるだけ早い時間で飲み切った方がよい」とのこと。
少なくとも、午前に口をつけたPETボトルは、午後は別のものに変更したほうが良さそうですね。
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ちなみに、この研究では、他に、
【温度】(麦茶において)冷蔵庫、室内、日向においたもののうち、室内に置いたものが一番増殖した。
【カテキンvsテアフラビン】紅茶・緑茶はどちらも増殖が抑えられた。
ただし、ミルクティは室内だと大増殖するので冷蔵庫保存が好ましい。
【pHを酸性にする】麦茶のpHを酸性に変える(具体的には、ポッカレモンをpH3になるまで入れる)と、細菌の増殖が抑えられる
等も判明していました。
(恐るべし、中学生!)
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とりあえず、この記事を知った次の日(6月上旬)から、早速、
保育園に通うミニキャベツ達の水筒 の中身を、麦茶から別のお茶に変更したキャベツでした。
まだまだ残暑厳しいですので、皆様もお気をつけてください。