ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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ミュシャ展にいってきました

2018-05-25 16:05:09 | 日記


ミュシャ展にいってきました。


アルフォンス・ミュシャ……いわずとしれた、アール・ヌーヴォーを代表するアーティストですね。
そのアーティストが去年から今年にかけて日本ツアーをやっていて、福岡では4~5月に福岡アジア美術館で開催されています。


ミュシャは、今でいうチェコの出身。
近年は、地元ふうに発音したほうがいいんじゃないかということで「ムハ」と表記されることもあるようです。しかし、唐突にムハといわれると、多くの人が「誰それ?」というふうになってしまうと思うので、この記事では「ミュシャ」で統一します。

「運命の女たち」という副題が示すとおり、ミュシャが生涯に関わった女性たちにも焦点があてられています。
たとえば、ブレイクのきっかけとなった伝説的な女優サラ・ベルナールや、娘のヤロスラヴァなど。

例によってグッズを買ってきたので、紹介しておきましょう。

こちらは、チケット入れです。


このもとになっているのが、サラ・ベルナールに依頼されたポスター。

リトグラフという版画の一種で、刷られたものの何枚かは現存しており、会場で売られていました。当然高価ではあるわけですが、3万円ぐらいで買えるようです。


こちらのクリアファイルでモデルとなっているのが、ミュシャの娘ヤロスラヴァ。

もとになっているのは、渡米してから戻ってきたミュシャが取り組んでいた大作『スラヴ叙事詩』の展覧会用に描かれたポスターです。晩年のミュシャは、スラブ民族の民族主義運動も意識していたんでしょうか。


ゴンチャロフのチョコレートです。中身を消費した後は、ペンケースとして使えるだろうということで買ってきました。
もとは、ジュレ・フレールという香水用のポスター。フランスに出てきた当初のミュシャは、こういう宣伝用のポスターやカレンダーといったものを描くことで生計を立てていたのです。


図録も買ってきました。
正誤表がついていますが、気になるのは、「大酒呑み」のところですね。


どういう勘違いでこうなったんでしょうか。

福岡は今月でもう終わってしまいますが、ミュシャのツアーはまだ続きます。夏にかけて、静岡や鹿児島でも開かれる予定となっています。
静岡は、静岡市美術館で6月2日から7月15日鹿児島では、鹿児島市立美術館で7月20から9月2日とのこと。
せっかくの機会なので、まだご覧になっていない方は足を運んでみてはいかがでしょうか。